火曜日嫌い

やまもとのブログです。

アナログフィッシュ@渋谷AX

予想を遥かに越えた素晴らしいライブだった。
アナログってこんな底力を秘めていたのか!
イベントでしか見たことがなかった今までは、アナログの凄さをこれっぽっちもわかってなかった。
ワンマン用のおめかしがちょっとズレてておかしい。
下岡さん玉虫色のパンツにシャツをin、健太郎いつもの格好にジャケットも。
斎藤さんピンクっぽいストライプの入ったスーツ。シュッとしてるなぁ。

浮遊感のある下岡さんボーカル、力強くて優しい健太郎ボーカル、相反してしまいそうなのに、
どうしてあんなに綺麗に溶けこむんだろう。
斎藤さんのドラムがビシビシ決まってめちゃめちゃ気持ちいい。あんな抜けのいいドラム聞いたことない。
「紫の空」「白黒ック」「出かけた」とかは初めてライブで聞いた。すごく良かった。
「出かけた」の、変に突き抜けたような悲しさがいい。
ずっと聞きたかった「ハーメルン」が!照明の演出もおどろおどろしく、これがさっきまで「リー!ルード!」とか言ってた人達かと。
こんな曲でも斎藤さんは腹話術師が使う人形みたいな笑顔を浮かべていて、少しぞっとした。

新曲も何曲か。健太郎曲「アンセム」、下岡さん曲「イワシ」。
「昔『シーチキン』って仮タイトルあったよね」みたいな話。「内輪でごめんね」
とにかく斎藤さんと下岡さんが喋る喋る。
イメージとか雰囲気とか大丈夫なの、ってこっちが心配になってしまうぐらい喋る。
基本的に健太郎は置いていかれる。「何の話してるんだかさっぱり…」
アンコール3回目、最後の最後に「世界は幻」で、その恐ろしく響く、伸びる声と演奏に圧倒された。
その場のすべての空気をさらっていってしまう、大きくて広い力!すごかった。泣きそうになった。

アンコールではツアー中に手放せないガム、キシリッシュで当たったというどでかいキシリッシュを斎藤さんが携えて登場。
自慢したかったんでしょうか。

昨日の二子玉川に斎藤さんが来てて、明日ワンマンなのに仲良いなぁ、とか思ってたら、
今日コウセイと伊東君と中山が来てた。仲良いなぁ。

色んなライブ行ってどれもすごく良くて、本当に良くて、そんなことをしていると言葉の持つ意味が薄れてしまうというか、
ひとつひとつの感情が嘘っぽく見えてしまうかもしれないけど、どれも本当に大好きで、最高。
こんなに素晴らしいと思える音楽がたくさんあって幸せ。嬉しい。