Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #1"

peridots,VOLA&THE ORIENTAL MACHINE,syrup16g
＠渋谷ＡＸ

すーごい楽しみにしていたイベントだったので、始まる前から緊張した。
peridotsは去年のワンマン以来、新しいメンバー構成になってから初めて見たけど、やっぱりすごい。
あれだけの手錬が揃ったバンドを凌駕するほどの声と、曲。
ギターを持たずに歌った一曲目で客席が静まり返った。
ギター山田貴巳、ドラム城戸紘史（パッと見ナカヤマシンペイかと思った）、キーボードサニー、ベースキタダマキ、に加え、
「peridotsはレコーディングと言う名の樹海に迷い込んでしまい・・・そこに一本の道を見出してくれたのが鈴木さんです・・・」とぼそぼそ喋る高橋さんの紹介で、鈴木茂さん。
鈴木さんのギターはギターだけで既に雄弁で、それをバックに歌う高橋さんもすごいが鈴木さんもすげぇと思った。
というか

バンドワゴン

この鈴木茂だよね。すごいな！このアルバムはすごく聞きました。
30分ほどの短いステージ。最後は「ライフワーク」。
これがもう壮大で荘厳で、一曲のなかでこんなに景色が変わるんだ、と純粋に感動した。
5月にやっと音源が出るので、それが楽しみで仕方ない。きっと素晴らしいことになるのだろうなぁ。

山田貴巳は元the autumn stoneの山田貴巳でよろしいのか？
好きだったから見られて嬉しかった。
城戸紘志はUnkieの城戸紘志でよろしいのか？
いまぐぐったらフジファブリックのサポートも彼なんだ。活動的。若い。
サニーはミスチルのライブメンバーか！コーラスがめちゃくちゃ上手くてびっくりしました。

ボラ！
全員サングラス。アホだ。素敵。
中畑→有江→アヒト→裕のほぼ一直線のセッティング。何事かと思った。
半分以上新曲だったけどやっぱり楽しかった、ボラはほんとツボにはまる。踊りまくる。
アヒトがYMCAよろしく「L!O!V!E!」とかやる曲が特におかしかった。楽しそうだなぁこのバンド。
しかし裕に釘付けだ。
連れに「裕が好きなんス」とはにかみながら言ったら「好きそうだよね」と見透かされたようなことを言われました。はい、好きです。
有江がコーラスしてる曲もおかしかった。
普通にかっこいいのになんかちょっと笑えてくる。それがボラ。そうなのか。
アヒトが「たくさん人が入ってますね・・・これが全部　鯵　だったらいいのに・・・」とか不思議ちゃんなことを言っていた。

シロップ！
出てくるなり五十嵐「久し振りぃい〜！！」
中盤で五十嵐が「俺らが活動してないなんて、もったいないよね・・・」と呟いてたけど、ほんとにそう思った。
こんな完璧なのに不格好なバンドは他にない！
裕がサポートに入っていた！ゆ！た！か！
なかなか合ってたんじゃないかと思う。出すぎず下がり過ぎず、弾いてて楽しそうで、
チューニング中に中畑の方行ってシンバルしゃんしゃんやってみたり。
「汚れたいだけ」で「性欲あるくせにやるのが好きじゃないなんて矛盾してる」と歌っていて、ニヤリ＆ドッキリ。
旧曲のセットリストだったけど、聞いたことないような曲ばかりだったので嬉しかった。
「個人的に好きな曲」と「シーツ」やったり、先のＭＣのあとに「もったいない」やったり。
「不眠症」だいすっきなのでちょっと泣くかと思ったよー良かったよー
「神のカルマ」はマキリンばっかり見てた。ベースってこんな音出るんだ。
拳掲げて「もっそーリアル！もっそーリアル！！もっそーリアル！！！」煽りまくってテンションぶち切れんばかりの「リアル」
客席が最初から決起集会みたいな空気で、男の野太い声で「いがらしぃ！」「いがらしぃ！」
合唱はすごい不快だがなんか楽しかったのであまり気にならず。
五十嵐が喋ろうとしたら中畑と被っちゃって、五十嵐が「俺らのコンビネーション・・・どうなの？」と笑いながら中畑に譲って、
「雷が鳴ったね」という中畑に「ほんと？」と振り向く五十嵐がちょっと可愛かった。
その後もなんだったか満面の笑みになったり、何年経ってもこの人は掴みどころがないなぁ、老けないしなぁ、と余計なことを考えた。
やっぱりシロップ好きだ。活動してください。お願いします。

物販でイベントＴシャツ買おうとしたら暴動が起きんばかりの人、人、人で、売り子のお姉さんの「押さないでくださーーい！！」が悲痛だった。
良いイベントでした。 ＃２が8月に開催。