火曜日嫌い

やまもとのブログです。

怒髪天 トーキョーブラッサム スペシャルワンマン“怒平日 アフター5解放区”@LIQUIDROOM ebisu

実家に帰って来たかのような安心感。まあ私実家暮らしなんですけど。
元々多かったけど、ここに来て男の人の割合がぐんと増えた。
開場中、延々と流れるジュリー。


客電が落ちて、「祭り奏でる」が鳴って、待ちわびた三三七拍子。
シャツを新調したらしい。黒字にプリントで柄の入ったFBHLシャツ。
シミさんは髪がかなり短くなってて、タワレココラボのNMNLTシャツ。
「ここ最近、自分たちで仕組んだとは言えアウェイ戦が続いてたから…
今日は全員俺たちの味方!」わーい!
「全員、俺のことが好き!」わーい!!


「ほんとは今日ブラッサムだから誰か対バンを呼んでやろうと思ったんだけど、
みんな実家に帰るって言うから…
急に決まったからお客さん全然来ないんじゃないかと思ったけど、こんなに来てくれて」
「今日埋まらなかったらどうしようかと、俺たちが埋められるんじゃないかって」
「新曲がたくさん出来たから、聞いてもらおうと思って」わーい!!!


「労働CALLING」はウンガラガッタウンガラガッタ、ウンガラガッタッタ〜、こんな日本に誰がした〜♪
今日はほぼ初聞きだから聞き込んでたけど、歌も振りもすぐ覚えられて、
今後こなれたら「ビール〜」並の愛唱歌になること間違いなし
「聞く蟹工船!」だそうです
「『London calling』は『ロンドンが呼んでいる』だけど、コレは『労働が呼んでいる』から。
一番呼ばれたくないものが呼んでる」
「これで泣けたら一人前、俺はこれ歌ってて情けなくて泣けてきました」
「全員時給1000円以下だろ?ワーキングプアだっていいじゃねえか!」
「こんな日本に誰がした?麻生太郎か?
もうすぐ国が、一人1万2千円のおこづかいをくれるそうです。
2011年には、地デジになってしまいます。…1万2千円じゃ地デジは買えません!
あいつはそういうところが分かってない!…今ロマンポルシェみたいになってた?」


「マンイズヘヴィ」はバトル・ロッカーズスターリンか、
ドスのきいたボーカルがサビで唸るフレーズは「マンイズしんどい、男はヘヴィ」
そしてコーラスは「フーテンタイガー!」の連呼。熱い!暑苦しい!
歌詞の中に「マンイズヘヴィ」って聞こえたから、何で今になってマンイズヘヴィ!?と面食らってたら
アルバム「マン・イズ・ヘヴィ」を作ったときにネタだけはあったけど入れられなくて、
タイトルになった曲を練り直したと。
「しかし早いね…舌が回らない!
CDに入る時にはワルツ調になってるかも知れないけど、
その時は今日しか聞けないバージョンだったってことで」
「マン・イズ・ヘヴィ」は大好きなアルバムだからこういう形でまた巡りあえて嬉しい
曲もむちゃくちゃかっこよかったから、ぜひこのままの荒っぽさでまた聞きたい


坂さん「まーう!」兄ィ「まうじゃないっ!」
「即注意しないと間違った方向に成長しちゃうから」しつけ?w


ブラフマンのファンの方が俺たちに厳しいとは思ってもみなかった!」
「来年は1曲じゃ済まさねぇゾ、世良公則ピンクレディー歌わせるからな!」それは見たいな…


「何があっても最低ラインさえ守っておけばいいんだよ。
今まで死んだやつから『死んで良かった〜』なんて話、聞いたことないから。
『1回死んでみたけどダメだったから帰ってきたよ』なんて奴もいないし。」
生きてるだけでオッケー!聞けば聞くほど深くて重い、けど馴染みやすい佳曲だなあ


新曲。道草ばっかり食ってんだ〜♪というサビを4人全員で歌ってる。
「詞先って初めてじゃない?」と王子に振る兄ィ。
「そう、パソコンからパソコンにメール送ってもらって」「普通パソコンとパソコンでしょw」
「それ見ながらモニターの前でアコギ弾いてたらすぐ曲が出てきて、『道草ば〜っかり…』って、
気付いたら朝になってた」「やばいね。はたから見たら一番危険なんじゃないの」
この話してる時の王子が本当に楽しそうで嬉しそうで可愛かった。
「だから今までの曲とは少しアプローチが違って聞こえるのかも知れない」


「それよりなんでモニターの前で歌ってんのかってことが気になるよね、
プリントアウトすりゃいいのにw」
「プリンターないから。パソコンに繋げられない…ジャックが違う」
「ジャックってw配線巻きつけるやつじゃないだろうな」
「リハの時いつもメールで詞送ってるのに、手書きで書き写したのを持ってきてる」
モニターの前でちまちま歌詞を書き写してる王子の姿を想像すると…
「MC長過ぎて、友康がイラッとしてるのが分かるんだよね、体斜めにして曲始めようとしてくる」
シャツのボタンを開けながらwしかし王子ってほんと…掴めない…
続く「ロクデナシ」のギターソロでは、兄ィがいつものようにコサックで近付いてきて
王子の後ろでエアパソコンしてた


坂さんのMCコーナー
神輿の組合に入っていた時、神輿の先輩とふんどしで船に乗って祭りのある島へ向かう
兄ィ「神輿の先輩って誰?w」坂さん「いや、組合の…」
体中に貼るカイロを何十個も貼っていたら、神輿の先輩に「ロボットみたいだな」と言われまして…
客「何の話?」兄ィ「今の坂さんがロボットみたいですけどね」
ほんとに何の話だったの坂さん…坂さんは宇宙だ…
靴を忘れて赤のコンバースを履いてた坂さん。
いつも脱いだら脱ぎっぱなしだから、兄ィが「ちゃんと片付けなさい!」って注意してて、
デパートの袋に入れて機材車に置いておいたら、スタッフに捨てられたらしい…


シミさんと坂さんがMC中に音を鳴らして合わせようとするもグダグダ
「この間ホルモンのライブ見てからそれマネしてるけど、出来てないから!」
喋ってる間にもまだジャン!って。「うるさい!」
坂さん「まーう!」兄ィ「まうじゃないっ!」


「俺が下ばっかり見ながら歌ってると思うかもしれないけど、…下に溝があってね。
危ないから下を見てるだけだから」
「某Cレクターズのでっかい人は、でっかいポスターの裏に歌詞書いてあるらしいから。
…そのポスターが何のポスターかが非常に気になるところですけど。」


「俺たち新聞に載ったんだよ。見た人いる?…あんまりいないな!」
「その見出しが『おっさんパワー全開』って…それで写真がタワレコのアレ。」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2008111302000154.html
「自分で『おっさん』って言う分にはいいけど、人に言われたときのこの気持ちが分かるか!?」
シミさん「その2コ下の俺の気持ちが分かるか!?」
「『おっさん』だけでも古いのに、『パワー全開』なんてもっと古い!」
「若い頃にバンドやってる自分には絶対見せられないね、お前頑張っても結局これだぞってw」


「ドンマイ・ビート」の間奏部分で「メンバー紹介しちゃおうかなぁ〜」
「いや、やっぱやめようかなぁ〜」
シミさんベースソロのあとドリフの「生麦生米生卵」のメロディーを弾く
シャ乱Qの「ラーメン大好き小池さんの歌」かと思ったっていうか元ネタがそっちだった
兄ィ「完全にロックバンドにはいらない部分です」
坂さんには「平成の沢庵和尚!」「早く再発しねえかなあと思っています」
「お金があったら何がしたい?って聞いたら、幌加内水産物加工の工場作るって、何者だよw」
豪快なドラムソロ。兄ィ嬉しそうに「やればできるじゃ〜ん!」
続いて王子。「この人がいなかったら、完全にコミックバンドだと言われたことがあります。
軽くショックでした…」「最近メタルづいちゃって、
さっきの『労働CALLING』の中でも速弾きしてます」
森田公一、若松に続く、留萌が生んだスーパースター!」
弾き倒す王子。目がハートになる私含め右側寄りの女子。
傍らでアゴに手をあてて弾き倒す様を満足気に眺めている兄ィ。
王子のベルトに打たれた鋲でかたちどられた文字は「NO MUSIC,NO LIFE」だった。
かっこいい。欲しい。


兄ィの紹介は坂さんが。「我らが、スーパーボーカリスト…!」また兄ィはそれを見てる。
おもむろに歌い出す兄ィ。ほぼアカペラ。
♪時代遅れのダンスホールで ボーイスカウトみたいなネクタイで さあ踊ろう
キミには花束を お返しにはキスを ミラーボールの魔法にかかって
「俺だってこういうオシャレな曲が歌えるんだ!」
ピロウズの「Finger post of magic」。
先日のEASTでピロウズに乱入して兄ィが歌ったという曲
「さあもういっちょ踊れ〜!」で曲に戻って、最後まで踊りまくりの歌いまくり。
そのままのテンションでラストは酒爆。
ダイブが起こってもみくちゃの状態であっという間に、怒涛の如く終了。


鳴り止まない歓声と拍手。
坂さんだけ一人で出てきて、不安になる坂さん。王子とシミが出てきて「そろそろ限界でした」
兄ィが真っ赤なシャツに着替えて戻って来る。
「本当に今日、こんなに来てくれるとは思ってなかった。
最近涙腺が弱くて、悲しい曲とか歌えないから、そういうのは4月のAXでね」
「おれ着替えてきたんだけど、何かないの?」客「かっこいい!」「似合う!」「赤い!」
「『赤い』ってwもっと何かあるだろ!」


「さくっと歌って終わるから」
とか言いつつ、「情熱のストレート」。嬉しい。突き上がる拳。
柵の上に立つ兄ィの右手をがっしり握って、兄ィが体重預けてくれることに気持ちが上がる。
柵を乗り越えてスピーカーの前からお客さんの上を歩いてテーブルの上に立って歌い、
そのまま背中から落ちてきた。


最後は「踊って帰ってくれ!」と「ヘベレケ」。
今度は下手から飛び出してDJ卓のあたりを歩いてテーブルの上で歌う。もう何がなんだか。
ステージに転がるようにして戻ってきて、王子とシミさんが楽器置いて坂さんも前に出てきて、
4人で手繋いでお辞儀して終わり。兄ィ目が真っ赤。
ステージからハケていくギリギリまでずっと手を合わせてた。


アンコールが終わっても全くその場を動こうとしない場内に流れるアナウンス。
「本日は、怒髪天、トーキョー『ドーム』…」
まさかの東京ドーム公演wwwお客さん大爆笑。半笑いで言い直してた。


セットリストはRO69より拝借してきました。
1.NO MUSIC,NO LIFE
2.NCT
3.欠けたパーツの唄
4.好き嫌イズム
5.労働CALLING(新曲)
6.マンイズへヴィ(新曲)
7.ビール・オア・ダイ
8.全人類肯定曲
9.寄り道(新曲)
10.ロクでナシ
11.ドンマイ・ビート
12.酒燃料爆進曲

アンコール
13.情熱のストレート
14.ヘベレ・ケレレ・ヨー
http://ro69.jp/live/detail.html?15463


怒髪天のライブ見ると、周りのお客さん全員と飲みに行きたい気持ちになるね…
素晴らしかったね…


しかし今回は(今回も?)ものすごい喋ってたな…
そんなにアウェイがこたえたのだろうか…
終わった直後は「軽っ」とか「短っ」とか色々思ったけど、
家に着くころにはさっき見たライブを反芻したり、ニヤニヤしながら4月のワンマンのチラシを
眺めていたりしたので、やっぱり胸の奥にしっかり根を深く張ったものはそう簡単には枯れないよなあ、と
思いました。まあほんとはぐちゃぐちゃのどろどろに濃くて重くて振り切れたライブが見たいんですけど。
たぶん今そういうモードを求めてもしょうがないので。
カウントダウン楽しみ。
「キッズが吐き気を催すほどの」ものを見せてくれるらしいです。どういうことw