火曜日嫌い

やまもとのブログです。

夏の魔物[AOMORI ROCK FESTIVAL '09]@つがる地球村円形劇場

17日、20:04東京発のはやて33号で23:00八戸着。
車中で味噌カツ・ひつまぶし風弁当とビール。
駅と直結のホテルメッツ八戸で一泊。
18日、5:30起床で6:00からホテル内の料理屋で朝食。ごはんおいしいです
7時前に会場まで乗せて行ってくれる方の車に乗り込み、いざ地球村


開演時間を少し過ぎたあたりで地球村に到着。
想像していたよりずっと広くて綺麗
会場はすり鉢状になった野外ステージ、円形劇場
シンプルなステージセットと座席いっぱいのお客さんを見てワクワク


MCはプロレスラーのアントーニオ本多、音楽や映画に造詣が深くてとてもアツい
長島☆自演乙☆雄一郎はアスカコス、いい人っぽい
宮村優子は序盤浴衣で後半お召し換え
「あんたバカぁ?」の大盤振る舞い。「自演乙、あんたバカぁ?」
田代まさしは自虐ギャグも自虐トークもすべりっぱなしで呂律も回ってない


【1】Mr.Freddie&The Mercury devil
間に合わず。


【2】THE WAYBARK
主催の成田大致氏がボーカルを務めるバンド。
成田君は真っ赤なスーツに身を包み、右に左に客を煽りながら歌いまくる
思っていたよりもエンターテイメントなバンドだった


【3】黒猫チェルシー
ギターの澤が「イギリスのTHE WHOっていう俺らと同年代のバンドが最近ファーストアルバムを出して、
なかなか良かったから、その中の曲を俺があんたらのために日本語にしたから今から歌うわ」と完全に輩のような口調で喋り、
「My Generation」を完全独自解釈と超訳でチンピラの世迷言のような曲へと変貌させた
大知が澤にいちいち「そんなわけあるか」とか突っ込んでるけど澤聞いてない
いいぞもっとやれ


【4】つしまみれ
苦手なので見てない


【5】THE NEATBEATS
恒例の鉄板エンターテイメントで今日もお客さんが右へ左へハンバーグ!の大盛り上がり
ライブもさることながら上げて落とすLIVE STANDもびっくりの話術でステージから目が離せません
ドラムにMC振ったらめちゃくちゃお堅いしゃべりで、それもまた爆笑


YAH!YAH!YAH!
ReadyTeddy
オレに任せろ
I Can Tell
HAMBURG TWIST
Baby That's Rock And Roll
黒いジャンパー


【6】THE BEACHES
ホイッスル準備OKで人の詰まってない少し後ろで踊る気満々
青森のもじもじっぷりハンパねぇ、でも関係なく踊る
ヒサシが客席に出てきて客に乗っかって煽りまくる
ニューアルバムの曲はエロい
この流れだとビーチズ完全に浮いちゃうんじゃないかと思っていたけどそうでもなかった、良かった
本当に頭の中直接いじられてるんじゃないかってぐらい心がドキドキするなー


1.C'mon the Beaches C'mon
2.Wiki Wiki
3.Furati
4.POLICE&GIRLS&BOYS
5.ファソラ Don't Let Me Down
6.Sunset Sunrize
7.Bye Bye the Beaches Bye Bye


【7】三上寛
アントン達が喋ってる間から一人でセッティングしてる御大
真昼間なのに暗闇に吸い込まれていくみたい、
時折のどの奥から声のようで声じゃないものを絞り出すのが恐ろしくてしょうがない
一足早く日食が来ちゃったのかと思った


【8】KING BROTHERS
音がでかい!
振動で服がびりびり震えていた
マーヤ中指立てまくり、自分の中の男心が疼きます
挙げ句の果てにステージ横の支柱の一番てっぺん、3mぐらいの高さまで登って、
まさか…?と思ったらそのまま飛び降りた!!!
思わず悲鳴上げてしまった…そのまま立ち上がって客に突っ込みながら最後までやり通す
すごい!すごい!!すごい!!!


1.スペースシップ
2.ゲッタウェイ(仮)新曲
3.カノウ(仮)新曲
4.マッハ倶楽部


【9】ゆらゆら帝国
さかもっさんのテンションがかなり高かったように感じた
しかもこのセットリスト!!これは・・・あがる


1,できない
2,発光体
3,夜行性の生き物三匹
4,男は不安定
5,あえて抵抗しない
6,3×3×3


ギターウルフ セイジさんによる挨拶
挨拶って何をするんだろうと思っていたら、センターにマイクが設置され、
革ジャン・革パンで松葉杖をついたセイジさんが現れる
「筋肉を早くくっつけようと、肉、野菜、牛乳・・・高野豆腐!アミノ酸じゃがりこ
たくさん摂取している!!!」じゃwwwがwっりこwwww!!!
セイジさん大好きセイジさん
ギターを携え、「アイラブユー、OK」を独唱
その心意気に燃える


【10】eastern youth
夏の日の午後厨なので反射的に鼻がツーンとする


1.一切合切太陽みたいに輝く(新曲)
2.沸点36℃
3.夏の日の午後
4.砂塵の彼方
5.街はふるさと


【11】THE BAWDIES
食わず嫌いしてた!とても良かった!
行きの車中でずっとアルバムを聞かせてもたってたのが良かった
なんなのあの声は。時空超えて来ちゃったのか。


【12】ズボンズ
休憩してたのでほとんど見てない
最近ずっとあんな感じなんだろうか。


【13】小島麻由美
かわいかった!
もうとんでもなく土砂降りだったけど歌声がかわいかったのでよし


1.ラストショット!
2.結婚相談所
3.黒い革のブルース
4.砂漠の向こう
5.茶色の小瓶
6.パレード


降り続く雨で体が冷え始めて、いっそフロントエリアにいた方が濡れないし楽しいし、
ということでこの辺からずっと前の方で見てた


【14】曽我部恵一BAND
サザエさん、もしくは笑点のような安定感
いつだって最高でいつだって全力でいつだってキラキラしている
しかも全部口ずさめるもんだから、ウキウキしてしょうがない
雨はいっこうに止む気配はないし、だったら歌って跳ねて踊ろう!
ということでずっとぴょんぴょんしてた
ステージが低いからほとんど見えないけど、でもぴょんぴょん、楽しい


【15】フラワーカンパニーズ
時折ちらつく裸オーバーオールが見えるぐらいで何も見えない、
けどあの声は聞こえる「幸せっていったいなんだろうねぇ〜!」


1.ロックンロール・スターダスト
2.どしゃぶり地獄
3.この胸の中だけ
4.深夜高速
5.真冬の盆踊り


最後にヨッサホイして一気に体が温まる


【16】サンボマスター
客に野次られたアントンが熱く熱く熱く叫ぶ
客席はしんと静まってアントンの声が響く
それでサンボのライブへの期待がいっそう高まったよ


1.青春狂騒曲
2.世界をかえさせておくれよ
3.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
4.そのぬくもりに用がある
5.GREAT ADVENTURE FAMILY(アカペラ)


やっぱり一緒に歌えるっていうのは強みだな〜


【17】THE 卍ROLLY、佐藤研二、高橋ロジャー和久)
卍part 1〜卍part 2〜卍part 3 あなたはだあれ〜別荘の怪事件〜がひと繋がりになって
一大ロック絵巻のような様相を呈しており、トリ前に来て完全に空気を変えていた
国際的窃盗団のボスである緑川夫人が「そこにいるのは誰!」とか「まだシャワーを浴びてないわ」とか
お芝居っぽくもあり、仰々しくてちょっと笑える
ファン?の女性があげる悲鳴のような声がうまいことバンドの雰囲気に合っていた
毎朝「つばさ」見てて最近じゃすっかりROLLY=浪岡正太郎なイメージだったので、ROLLYの本気を見て痺れた
あとリズム隊がむちゃくちゃ上手くてかっこよかった!
さらっと演奏してるようなのに。ベテランこわい。


【18】毛皮のマリーズ
おじさんたちによって人力で掲げられたバックドロップ。
そこに鳴るエヴァ次回予告のSE。
「ねぇ、アスカ」「なぁに、毛皮のマリーズボーカルの志摩」
影マイクで2人のやり取り。


僕はこれから何かとてつもないものと戦わなきゃいけないんだ、
僕はエヴァにも乗ってないし、とても怖いんだ
僕には大切にしたい人がいて、でもそれによって誰かが傷ついているかもしれない、
そんなのってないよ、僕はどうすればいいんだ


・・・気持ち悪い


バカ志摩!バカ遼平!バカマリーズ!


愛は裏切らないの、
私達はね、負けてらんないのよ!!


・・・行きなさい、毛皮のマリーズ


そこで「愛の讃歌」が流れて、ヒロコ、富士山、越川、最後に志摩が駆け込んでくる
ずっと鳥肌立ちっぱなし
越川さんの隣にもう1台アンプが設置されて、そこにはローリーが現れた
4人全員と握手をしに行くローリー、色んな感情が浮かんでる不思議な表情
1曲目は「YOUNG LOSER」
頭から水被って転がってぐちゃぐちゃになりながら歌う
愛の歌、繋がりの歌


「世代交代なんてするつもりはありません、私達はただ私達の欲望を満たしたいだけなのです」
みたいなことを言う(全然違うかも)
志摩さん朝からずっとほとんど全部のアーティストを客席から見てて、
傘差しながら揺れたり、トトロみたいに傘掲げたり、その姿が本当に楽しそうだった


1.YOUNG LOOSER
2.REBEL SONG
3.人間不信
4.愛する or die
5.犬ロック
6.ザ・フー
7.ビューティフル
8.ジャーニー
9.恋をこえろ


(アンコール)The Heart Of Dixie


アンコール求める声、間髪入れずに出てきて1曲
志摩さん表情全然分からないけど、たぶん笑っている。


最後の最後は、残っている出演者と一緒に「雨上がりの夜空に」大セッション!
ビーチズ、ニートフラカン、黒猫、キンブラつしまみれ
入り乱れて「どうしたんだい、へへいべいべー!」
最後の方は志摩さんドラム叩いて富士山踊ってた
ここでも存在感を存分に発揮するけいすけボイス
成田君が「ニューイヤーロックフェスティバルでお馴染みの、最後はみんなでジャンプだ!」
せーの!でステージ上もお客も全員ジャンプ!
・・・しかし終わらない雨上がりの夜空に。いたずらっ子のような顔で弾いてるのはローリー
結局そのまま3回、4回繰り返して、これでもかってぐらいお前に乗れないことを夜空に叫んだ


楽しい、楽しい、楽しい一夜
みんな笑ってる
成田君のジャンプに合わせて何度も飛ぶ
気持ちがダイレクトに伝わってくる雨の青森
結局人を動かすのは気持ちでしかないと思った夜