火曜日嫌い

やまもとのブログです。

RIJING SUN ROCK FESTIVAL '08 8/15

早朝に羽田を飛び立って新千歳へ。
去年同様札幌のビックカメラでお酒を買って、100均でもろもろ買い揃えて、
麻生駅に着いたら長蛇の列。
並んでるうちに外は雨。不安。
列はさくさく進んで割とすぐシャトルバスに乗れた。
会場に降り立つとしとしとと雨が降っていて、足元がぬかるみ始めていた。
案内が足りてなくてお客さんに混乱が生まれてた。
テントサイトとそれ以外を分ける意味あるのか。
なんとか中に入って、ひたすらカートをごろごろ転がしてFORESTテントサイトへ。
歩いていくうちに、あー、エゾに来たなー、という実感が沸いてくる。


テント立てて、荷物片付けて、いざ。
まずはフラカン


すげえ。朝一にして最高だった。
言葉をひとつひとつ丁寧に置くようにして歌うけいすけの声がすっと入ってくる。
バンドとしての塊感がすごい


しっかり者のグレートと手乗り猿みたいなけいすけのボケツッコミMC
「俺ら前にライジング出たのが5年前で、ライジングって毎年は出られないらしいんだけど、
俺らだけ5年周期だったら次に出るのまた5年後になっちゃうな」
「5年後か…仕事あるかな…」
「何、お前再就職考えてるの!?この年になったら バンドやってるか or DIEだよ!」
5年前は勇み過ぎて機材車で来たそうです。フェリーでお客さんと大量に遭遇。
今年はちゃんと飛行機で来た。帰りはまたフェリーで帰るかもw


1.馬鹿の最高
2.どしゃぶり地獄
3.最高の夏
4.永遠の田舎者
5.この胸の中だけ
6.深夜高速
7.東京タワー
8.はぐれ者讃歌
9.恋をしましょう
10.真冬の盆踊り


すぐアースに移動しようと思ってたんだけど、
ビール飲んだりJOYSOUNDでタオルもらったりしてたら
ラスト3曲ぐらいしか見れなかった(´・ω・`)

  • DOES(EARTH TENT)


修羅でダイブ起きてた。
3人がどんどん垢抜けていく。
音圧もすごかったし、堂々としていた。


1.サブタレニアン・ベイビー・ブルース
2.曇天
3.戯れ男
4.サマー・サンセット
5.三月
6.赤いサンデー
7.陽はまた昇る
8.色恋歌
9.修羅
10.明日は来るのか


そのままCOME BACK MY DAUGHTERS(EARTH TENT)を最初から最後まで見てみた。
元気な感じ。
終わって、前に詰めたら最前にいたバービーとジュンスカのファンの皆さまが
それぞれ場所を譲ってくれた。
大人だ。とても感動した。ありがとうございました。


新曲2は新曲1よりはBPMの早い、拓けた曲。
新曲1はもうすっかりこなれてきた。森みたいな曲。
出戸君の声がテント中に響いて、ぽかんと口を開けたまま4人を見つめてしまった。

J.Nぐらいでまぶちさんのギターが音出なくなる。
調整しながら曲を続けるも、なかなか直らない。
出戸君が苦笑しながら「…盛り上がって」みたいに言うと、
バービーとジュンスカのファンの皆さまが手拍子を始めてくれた。大人だ。
皆さまがライブ前に「さっきのバンドは良かった」とか「このバンドは演奏が上手い」とか
話してて、なんかいいなーと思った。


ロボトミーの終盤あたりで持ち直して、アドバンテージ、
ラムダではあのオウガ独特の磁場が発生していた
巻き込まれて二度と帰って来られなくなりそうな気がしてしまう、あの瞬間
ギターのことがあって終始はらはらするステージだったけど、
飄々と、淡々としながら、質の高いライブだった。
ふへへ。思わず顔がにやけてしまう。


「オリンピックっぽいTシャツ作ったんで、物販見てみてください」
「メンバーもまだ見てないので、それ着てメンバーに会ったら
『これがオリンピックっぽいTシャツだよ』って言ってあげてください」


1.コインランドリー
2.フラッグ
3.サカサマ
4.新曲2
5.新曲1
6.J.N
7.ロボトミー
8.アドバンテージ
9.ラムダ・ラムダ・ラムダ


バービーに後ろ髪を引かれながら移動。
終わってすぐ移動すればちょうどいいだろう、ぐらいのつもりでいたら、
まだ日本脳炎がやってた。
フロントエリアはモッシュの嵐の中、でかい旗が舞ってて目を疑ったw


そしてそのまま前に突っ込んでいってみた!
男くせー、けど色っぽい。
80年代の日本のロックイズムにどっぷり浸かったサウンド
謡曲チックな曲展開を併せ持っていた。
ボーカルのMCもいちいちドラマティックでうっかり惚れそうになる。
終いにはステージ上でもでかい旗が振られ始めて、どこの決起集会?と言った様相に
暴れてるお客さんも鋲ジャンに刺青、みたいな男の人が多かった。
いいなー


そのまま小谷さん。
恥ずかしながら曲は知らなかったのですが、鉄壁のリズム隊と力強いピアノ、
直接的な言葉を歌う声のアンサンブルが素晴らしかった。
何度も「ライジングサン、大好きです」と仰っていた。
見終わった後の充実感がすごかったー。幸せ。


M1-Rum & Ginger
M2-Who
M3-YOU
M4-still have us
M5-(新曲)
M6-(新曲)
M7-Out
M8-How
M9-消えろ


終わるとすぐに、後ろから、横から、人が詰めてくる。
見るとほとんどが10代後半〜20歳ぐらいに見える若くて可愛い女の子。
小谷さんは、女性として女性の歌を歌っている歌い手で、
後藤まりこも、女性として女性の歌を歌っている歌い手なんだけど、
表現方法は両極にあった。


サウンドチェックで出てきたまりこは、ピンク色のキャップを被っていた。
刈り上げた襟足がのぞいて、髪をまとめているわけでもなさそうなのに
キャップから髪の毛はこぼれていなかった。
隣の女の子はまりこを見ただけで涙ぐんでる。
素のとっつぁんが無害そうでときめく。かわいい。
スタッフさんがステージ上の凹凸すべてに目張りをしていた。心遣い。


Fly me to the moonが不穏に響いて、飛び出してきたまりこは、やっぱり坊主だった。
セーラー服から伸びる脚や腕のふくらみは女性的なのに、それを生やしているのは
目の下を真っ黒に塗った坊主頭の異形の何か。
いつもに増して動きもおかしい。
「訳あって坊主にしたんやけど、…似合うやろ?」
相変わらずサウンドはぐちゃぐちゃだけど、フロアは既にカオス。
4曲目で差し込まれた「声〜」がすごく良かった。
ちはるの恋とかライブで見ても更に意味わかんないな。なんだこれ。脚気か。


あんたは誰やで毒づきながら、
「誰が銀杏BOYSじゃ!誰が椎名林檎じゃ!どっちも知らんのじゃアホボケカス」
「日本で一番かっこええバンド知ってるか?
一番かっこええバンドは、あぶらだこじゃ!覚えとけ!」
ちびりそう。超かっこいい。


ダイブして転がって来た女の子を掴まえて頭抱きながら耳元で歌う。
下手の隅っこの柵に立ち、群がる男たち、女たちを見下ろしながら歌う。
後ろの方で将棋倒しが起きると、「助けたれ!」「いけるか?」と気遣う
ラストはPOP。
鬼っ子だなー。
みんながまりこを求めてひたすら腕を伸ばす。
その光景はエゾでも繰り広げられていた。


1.うわさのあの子
2.ゆきこさん
3.エゾシカダンス
4.声を聞きたいのですが、聞こえないのです
5.愛のうた
6.ちはるの恋
7.獄衣deサンバ
8.あんたは誰や
9.POP


しかしどうするんだろうあの坊主。
ふらふらになってテントに戻ってきたら、まだヨコロコがやってた。


おお、かっこいい!
グレートがさっきよりまともに見えます。竹安は竹若に似てるね。
眼鏡と髪型とちょっと陰な雰囲気
ようこさんも、小谷さんもまりこも、女性は逞しくて美しいな。


カップラーメンを啜ってからテントで一人寝。
エマージェンシーシートをパリパリ言わせながらかぶって、寝袋から半身出してたけど全然寒くなかった。
ボヘミアンから流れてくる音に酔いつつ、1:00過ぎに就寝。


8/16編へ続く