火曜日嫌い

やまもとのブログです。

「失楽園」@URGA

太平洋不知火楽団/Qomolangma tomato/Paradise


京王線を降りて、東口を目指していたはずが地上に出たらそこは小田急だった。
…新宿ダンジョンめ…!
開演から20分程経ったところでURGAに到着。初めて行った。
Naked Loftの更に先。職安のすぐ近く。


入ったら太平洋不知火楽団がライブ中。
FUJI ROCKのROOKIE A GO GOに出演していたことで名前を知った。
myspaceで聞ける何曲かのうち、飛び抜けてかっこいい曲があって、
そればっかり聞いてたらちょうどその曲だった。
「Dancing hell(can't help fallin')」 何そのかっこいいタイトル。
頭から見たかったなー!…新宿ダンジョンめ…!
自分で話したことに自分でツッコミを入れて自己解決してしまう残念なMC。
滲み出るDT感。過剰なまでのはみ出しっぷり。引くほど暑苦しさ(特にベース)
ボーカルなんて必ずクラスに一人はいそうな暗い子(※イメージです)なのに…
その爆発力はどこからやってくるのか


テレビくん、テレビくん、あの人を映してよ、テレビ東京のアナウンサー、大江麻理子さん
「次の曲は、チャットモンチーのシャングリラにインスパイアされた曲です」
「みんなで今流行っている曲を歌いましょう」
ポーニョ、ポーニョ、ポニョ


最後逆さになったベースの足がフロア中央からにょっきと生えて笑った。
ベース色んなものを振り乱し過ぎ。
面白かった。愉快。音源買った。


この日のチョモは「Special guest」って扱いだった。
ナルトさん白シャツ。小倉さんは今日も蒼白い…山中さんも薄い。スタイル良い。かっこいい。
ステージとフロアを仕切る柵があって、そこに足を掛けて何度も舞っていた。
最初からノリまくりのお客さんが一人いて、その人に噛み付くように歌ったり、
柵に登って天井に手をついて歌ったり、やりやすそうでライブの流れも滑らかだった。
最初ベースが聞こえづらいなー、と思ったけど、いつの間にか気にならなくなってた。


2曲目ぐらいで早速シャツを脱いでTシャツに着替えてくる。
「シャツが重くて!これしか替えの服ないんでー、これ濡らしちゃうとユニクロにでも行かないと…」
しゃべると全く邪気がないな…瞳がキラッキラ
ワンマンのチラシを手にして「こういうポーズをよくやるんですけどー」
何か月か前からずっとやってる新曲、メロディが穏やかでナルトさんの声がすっと伸びる。
どんどん加速していくアウトロがすごく綺麗。夜明けみたいな曲。


through〜で柵を乗り越えてフロアに飛び込んで来て、
お客さんとくんずほぐれつしながらナメクジみたいな動きでステージに戻る
小倉さんはくるくる回って、山中さんも暴れすぎてシールド抜ける
終盤チューニング狂いまくって調整しながら弾いてた。フロアは大暴れ。
お客さんのノリもバンドもURGAのシチュエーションも全部含めて、飛び上がるほどかっこいい!
この間のロフトでのもじくさ感が嘘みたい。
ナルトさんも「ツアーファイナルのロフトでもこんなに盛り上がったかなってぐらい…皆さんすごいですね」と。
そのままのテンションで359゜〜へ、またフロアに飛び込んで来てぶつかり合うように叫び歌う。
最高だった。この胸のすくようなかっこよさ。セットリストもぶっ飛ばしてて最高だった。


1.FIVE SENCES-FIVE MINUITES
2.ネタのないパブリック
3.商店街
4.Surface Noise
5.静寂と壁と闇
6.新曲(ヤブ蚊に刺された〜)
7.through your reality
8.359゜は捨てる


ちょっとびっしょりしてしまったので、後ろに引っ込む。
幕間にはモニターで「劇場版仮面ライダー555 PARADISE LOST」が流れている…もこみち!
劇場で見た時に号泣したことを思い出しながら、トリのParadise


最初はドラムボーカルのギターコーラスで、ファンタジックな情景を朴訥とした声で歌っていて、
真ん中に背の高いスタンドマイクが立ってるけど
これは後々ベースの人も歌ったりするのかしらんと思っていたら
4曲目ぐらいからジーンズに白シャツ、ボブヘアーにサングラス、
黒マントに胸元にコサージュという出で立ちのボーカルが出てきて
きょとんとした。
表情ひとつ変えずに淡々と歌う。バンドは対照的に熱い。
ドラムとギターもコーラスというより3人ボーカルぐらいの勢いで歌う。
見た目の歪さとは裏腹に曲はストレートで、メロディがはっきりしてて聞きやすかった。


さて、テッペン前にドリームさくらんぼ号に乗り込みまして山形に向かいますー。@12日