「少年メリケンサック」初日舞台挨拶@新宿バルト9
6時頃帰って来て、2時間ちょっと寝てから家を出て、12時からの回。
バルト9は綺麗で椅子がふかふかで素敵なところでした。
クドカンらしい、詰め込みすぎで色んなものが溢れちゃってる映画だった
冒頭は箭内道彦や平間至によるコメントでドキュメンタリー風に始まり、
バンドがバンドとして「目覚める」までは冗長に感じるものの、
終盤のスピード感と広げた風呂敷の仕舞いっぷりは見事だった。
アキオがハルオをどん底に陥れるまでに憎悪が募るまでの描写や、アキオが息子とステージと客席で対峙した時など
もっと深く描いて欲しいと思うところはあったけど、
それをやるとテンポも更に悪くなるしこんなにすっきり終われていなかったと思う
それでも内輪な感じや散漫な印象は否めず、「終わった後に残るものがない」のは良いことなのかどうなのか。
宮崎あおいが牛の糞投げつけられたり立ち飲み屋で馬券握り締めて酔い潰れたりヒモの彼氏とベッドでにゃんにゃんじゃれあったり
オッサン達に啖呵切ったりおっぱい触られたりおっぱいが揺れなかったり、八面六臂の大立ち回り。
とにかく画面いっぱいに宮崎あおい。
コメディ映画は成功(もしくは成功の後のハプニング)のシーンで「その後はご想像にお任せします」みたいな終わり方より、
その後どうなったかまできっちり描いてくれる方が好きなので、それも含めて最後まで楽しめた。
ライブシーンは25年前・現在ともに鳥肌が立つ程かっこよく、
特に25年前のジミーを演じた峯田の堂に入った姿が見事。
佐藤智仁も石田法嗣も波岡一喜も、みんな目力が強くてかっこよくていい役者さんだー。
花屋のスタークラブ日影さんや立ち飲み屋の遠藤ミチロウさん、
警官のアナーキー仲野茂さんなど、リアルレジェンドがこっそり出演しているところもニヤニヤできて良かった。
村井!
SAKEROCK扮するGOAがそれっぽ過ぎて悶えた。
向井の言っていた「私が前にやっていたバンドのパクリ」というのも歌い方から何から頷けて、体が痒くなったwww
源ちゃんはまだしも大地君と田中君まであんなことにw
アーティスト写真の感じとか…痒い痒い!気恥ずかしい!
くるうの出演シーンは2回だけなんだけど、どつき回してるか追い込みかけてるかだったので
演技の必要がない、くるうのためにあつらえたようなシーンでこれもニヤニヤした
劇中に流れる音楽はどれもアクの強いのばっかりで、特に田辺誠一扮するカリスマアーティスト「TELYA」の衝撃と言ったら!!!!!
ほんの10秒も流れない「アンドロメダおまえ」が、頭にこびりついて未だに離れない。
メイクさんにパフでぽんぽんされてる時に、パフを追い掛けてぱくぱくしてたのがすごい可愛かった
アンドロメ〜ダ〜おまえだ〜…
あー…サントラ欲しい…
上映終了後の舞台挨拶は、宮藤官九郎、宮崎あおい、佐藤浩市、ピエール瀧、
田口トモロヲ、三宅弘城、木村祐一、ユースケ・サンタマリア、勝地涼の総勢9名。
ユースケが喋り過ぎ!この人、普段からこんななんだなあ…
見てるこっちが心配になるぐらい喋り続けてた。
勝地くんがアカペラで「さくららら」をワンコーラス歌ってくれてときめきました!
もう1回見たいなー。