火曜日嫌い

やまもとのブログです。

第4回 東京うたの日コンサート〜抑えきれない衝動が音楽だ〜@渋谷CLUB QUATTRO

黒猫チェルシー/Bye Bye Blue(山本隆太、花田千草、桜子、松本健太)/SPARTA LOCALS/遠藤賢司森信行(Dr)


黒猫チェルシーやっと見れた
18歳…18歳か…
楽器隊3人がだるく演奏を始めて、
学ランの渡辺大知がバナナをむしゃむしゃ食べながら出てくる
本能で動いているようなギターと、全く感情の起伏が見えないベースが対照的
「渋谷はドブと香水の臭いしかしませんね」
「いや、でも、僕たちの住んでた所も似たような臭いでした」
歌ってない時は朴訥としていて非常に可愛らしい子
歌い方ワンパターンだしライブは若干出オチのきらいがあるけど演奏上手いし自己演出出来てるし良かった
最後「正義感ある殺しは許される」で踏み台持ち出してセンターで4人でポーズ取って終わった
素肌に学ランを纏った心の綺麗そうな18歳が退廃的な歌をがなっている姿が魅力的でないわけはない
なんで東京出て来ちゃったんだろ。しばらく地元で培養した方が良かったんじゃないのか。


BLEACH解散につき急遽空いた一枠に松千を中心としたスペシャルユニット
腹の底から歌ってる感じの女性ボーカルが苦手です


マスドレツアーの新潟でのセットが非常に好みだったので、
今日はどう来るかと思ったらとてもやんちゃなセットだった


1.パレード
2.夢ステーション
3.The Club
4.サンク
5.ピース
6.トーキョウバレリーナ
7.ばかやろう


お客さんは適度にパーソナルスペースが保たれた状態だったので、
みんなが楽しそうにそれこそ飛んだり跳ねたりしてて、その状態を見ているだけで胸いっぱいだった
スパルタのお客さんはいつも使い込んだ天ぷら油みたいだなと思う


「水のようだ」なし、
映画公開直前のタイミングなのにプロモーションとか全く関係ないところが素敵です
「ばかやろう」の前に「三沢光晴に捧げます」とコウセイ
後々エンケンに「スパルタンX」と呼ばれて繋がった!と思う
火を噴くようなライブで、かっこよくてかっこよくて、あとあまりにも彼らが好きで涙ぐむ
良いライブだったのです、良いライブだったのです


エンケンはまず一人でアコギを弾きながら何曲か歌い、
中盤でもっくんが出てきてそこから2人でやり合う
とにかくステージから迸る生命力がとんでもない


エレキに持ち替えて爆音を鳴らして、フロアに降りて客の間を練り歩くと
遠慮がちだった後方のお客さんにも「同じアホなら」な熱が伝わり始めて、
最終的に得も言われぬ高揚感に包まれてた。
「音楽だけはちゃんとやってきた」という言葉が心に刺さる


18歳の黒猫チェルシーも、30歳前後のスパルタも、62歳のエンケンも、
皆激烈に己を削って研ぎ澄ましてうたを歌っていた