火曜日嫌い

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映画「美代子阿佐ヶ谷気分」初日舞台挨拶@シアターイメージフォーラム

登壇者:水橋研二町田マリー本多章一、松浦祐也、あんじ、佐野史郎、坪田義史監督

町田マリーの生々しい裸体と水橋研二のアベシンの生霊が乗り移ったかのような鬼気迫る演技に言葉を失う90分。
美代子阿佐ヶ谷気分」という8ページの短編に加え、いくつかの作品のエピソードが盛り込まれている
漫画を完全にトレースした映像から幕開け、せりふ回しや空気感もほとんど漫画と差異なく描かれていた
美代子の裸体が多く登場するが、それが優しくも美しく、また時に凄みをもってスクリーンを舐めつくす
エンディングに全てを洗い流すように鳴り出すスパルタローカルズの「水のようだ」が素晴らしかった。
贔屓目かもしれないが、これ以上ないほどの主題歌だった。
終劇後に映し出される「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」の一文で、
この物語がファンタジーであり究極の妄想だということを思い知る。
期待を軽々と飛び越えていってくれた。もう1回見たい。
あと三上寛の役がすごいw
立ち見が出るほどの超満員だった。


舞台挨拶では佐野史郎さんのお話に町田マリーさんが涙してしまう場面もあり。
リアルタイムで70年代を生き、1993年の石井輝男監督作「ゲンセンカン主人」でつげ義春役を演じた佐野さんを
ストーリーテラー的なポジションで登場させることに意味があったと語っていた。
「ガロ」やこの時代の漫画、文化に思い入れが強過ぎて、言葉が溢れてうまくまとまらない佐野さん。
本多さんはイケメンだった。劇中最も報われない存在。松浦さんはいじられキャラ
あんじは見る作品見る作品で脱いでるな。
水橋さんはふわふわしていて、まさかさっきまでスクリーンで○○○ーしたり○○させたりしていた人とは思えない・・・