ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009
8/1のみの参加でした。
APOGEE(Park)
衣装のキーカラーは赤。間野ちゃんが赤のボーダーシャツ、大城さんが赤のパンツ、
内垣さんが黒Tシャツの下に赤のロンT、永野さんはマイケル・ジャクソン"BEAT IT"Tシャツの差し色が赤。
SEは"BAD"だった。永野さんは踊りながら出てきて華麗にハットを投げるフリ。
ゆにさんが抜けてから初めて見る?
より肉体的に、タフな音になっていて、腰から下に響いてくるようなライブでした
去年よりやりやすい、と永野さん。去年ちょうど炎天下だったからなぁ
木陰でゆったりと聞いている人、小気味良く体を揺らして踊っている人、
クイックレポにもあったように各々が好きなように音を楽しんでる。
「夜間飛行」に後ろ髪を引かれながらWingへ移動。
JAPAN-狂撃-SPECIAL(Wing)
真夏のくるうキタコレ!
夏仕様のおニュー衣装!楽器隊3人は上は白、下は黒のダボシャツにペタンコ靴、
JUNZφさんは極なめ連合の刺繍入り、上下白!かっこいい…!!!!!
ラン坊くんの頭が鮮やかなオレンジ色で眩しい!
2曲終わって、「シブい、俺らめっちゃシブい…シブ過ぎて自分が怖い」
「向こうでごっついのやってるのに、こっち来てくれてありがとうな」
MCがいちいちアツい。惚れる。
女子「よーかいかわいいー!」よーかい「あァ!?かわいいだァ?女ちゃうぞ!」という一連の流れ
ラン坊くんがギターソロの度に前に出てきて、それをくるう初見らしい女子たちが戸惑いがちに見上げている
「逝ってしまったロックの先輩おるけど、きっともっとやりたかったと思うんや、
そういう人達の分まで、俺らが頑張らなあかん」
JUNZφさんの言葉はすごくストレート。
「こんな俺らにもマジメな歌が1曲あるんや、ちょっと聞いてくれるか」
「命の花と書いて、みことばな」
「咲き誇る花のように 烈しく強く生きる
この世界に生まれて この時代に生きて
どうせ短い命 楽しく燃え尽きよう
生きてるうちが花さ 死んでしまえばただの灰」
マイクを客に向けて絶唱。
JUNZφさんの歌声と一緒に歌うファンの声がグッと来る。
「命の花を心に咲かせ生きる
それが生きてる証 それが人生の道
命燃え尽きるまで負けずに生きて行こう
最後の一秒さえ 大事な人生 “命花”」
色んなことと繋がる歌詞。激しさの中に優しさや悲しさがある
「ライジングサン!」と一閃して、ラストは「朝日」
ドラマティックでフォトジェニックで一瞬一瞬が全て見所みたいなライブ
音がどうこうとかどうでもいい、全ては心意気だよ
- .なめんな音頭
- VIVA!なめんなよ
- No民
- No.1
- カミカゼロード
- 命花〜MIKOTO BANA〜
- 朝日
アルバム発売時のラン坊君の発言
「これを聴いて、俺もやったるぞ!って思ってほしい。
気付いてる人は、がんばるぞって思ってほしいし、
気付いてない人はそれに気付くきっかけになってほしい。
どこにでも行けるんやっていうことをな」
こんなことを真正面から言えるバンドなんだってことを早く気付いて欲しい。
暑苦しいの上等、ぶつかってナンボだよ。
みるみるうちに分かりやすく好きになってますよ、私。
家族に「今ヤンキーのバンドが好きで…」って話したら「何度目!?」って言われました。すいません。
黒猫チェルシー(Wing)
テントから抜けて一服してから戻ると、10代とおぼしき客でフロントエリアが
びっしり埋まっていた
やっぱり同世代感、感、というか本当の意味での同世代であるということは
これ以上ないぐらいの訴求力があるんだなぁ
メンバーの同級生も来ていたようで、サウンドチェック中に手を振り合っていた
あどけなさの残るルックスの青年が楽器を構えている姿は、これから起こるライブが
まさかあんなことになるとは思いもよらない
また大知はバナナ食べながら出てきた。姿が見えた瞬間の盛り上がりがものすごく、
この人は確実に何か持ってるなぁと思う
怒涛の2曲から澤の「同期のTHE WHO」漫談へ
「こんなん言うて驚かんの!?」「まだデビューしたばっかりやから知らんのやろ」
今日も「アホ、ボケ、ハゲ、カス、クズ」が痛快!
「おんぼろ」のギターや見え隠れするはっとするほど滑らかなベースラインがとても渋い
ベースはゆらゆらの千代さんの音に近いと思った
最後は澤氏が暴れまくって、無表情なベースも先刻大知が投げたバナナの皮を客席に投げ入れたり、
楽器振り回したり、曲のトーンとは裏腹に一気にどしゃめしゃな状態にしてはけていった
呆然と余韻に浸るお客さん。テントから出て行く時に近くにいた女の子が、
「目が離せなくて瞬きするの忘れてたから目が痛いよー」とか言ってるのが聞こえて超かわいかった
- 黒い奴ら
- 嘘とドイツ兵
- マイ・ジェネレーション(THE WHO)
- おんぼろ
- 女にロック
- 地下室のテレビジョン中継
- 正義感ある殺しは許される
Forestへ移動です。
よい天でベーコントマト串と金柑酒と緑茶のカクテル「グリーン&ゴールド」を買い、
もさもさ食べながらおじいちゃんを待つ。
黒猫チェルシーのは「黒ネコーク」でバニラコーク、ソフトドリンクでした。
泉谷しげる(Forest)
男達の「泉谷ー!」「還暦ー!」「早く出て来ーい!」の声が轟く中、
予定時間を少し過ぎて泉谷登場!「うるせえ!渋谷陽一、俺を呼ぶんじゃねえ!」
「去年から俺を引っ張り出しやがって…」
ロッキンオーン!と高らかに歌い上げるイントロダクションからスタート、
直射日光が当たってむちゃくちゃ眩しそう。
「お前らもっと年寄りを労われ!」
1曲終わったところで「もういいだろ、じゃあ!」って帰ろうとする
ギターが鳴らなくなって、よっしゃ!とばかりにまた帰ろうとする
ジャーン、と音が鳴って心底残念そうに「なんで音出るんだよ!」と悔しがる
名曲「春夏秋冬」から「忌野〜!」とひと声、「雨上がりの夜空に」!
ジャンプしろ!とか歌え!とか客に対してむちゃ振りしてくる
「覚えておけ、災害とジャンプは突然やって来る!」
客はなんてったって元気なので、「縦ノリ!」って言われてもずっとぴょんぴょん飛んでいる
「お前ら何で出来るんだよ!」おじいちゃんはドラム台に座ってぜえぜえ
ステージの周りを大きなトンボはずっと飛び回ってて、それに気付いた泉谷が
「何だ、このトンボは!…長渕か!?お前まだ死んでないだろ!」
「忌野は死んでない」からここで名前は出さない
最後の「野生のバラッド」は合唱のような状態になる
泉谷はステージから転げ落ちるようにして降りてきて、フロントエリアの柵に登って
もみくちゃにされながらずっと歌ってた
スタッフに持ち上げられるようにしてステージに戻ってからも、太陽や暑さや、
色々なものを跳ね飛ばすように力強く歌い続ける
「何てお前に伝えよう!」の絶唱が胸に来る。
大満足のステージだった。「岡林先生頼むな!」と言い残して去っていくおじいちゃん
即興〜
- 全て時代のせいにして
- 春夏秋冬
- 雨上がりの夜空に
- 野生のバラッド
このライブの次はやりにくいだろうなあ…と思いつつ、
泉谷ファンがはけた後のForestはがらっがらだった
心が折れそうになったよ…みんなもっと見に来いよ!
MO’SOME TONEBENDER(Forest)
今年の武井はどんな格好かな!と全く間違ったわくわくに胸を膨らませつつセッティングを見る
百々のシールドが断線していたらしく、ばたばたと交換していた
不穏なSEに乗って3人が登場、
最後に出てきた武井はサラシ&スパッツにド派手なお祭りハッピ
武井側の客大興奮。
毎回武井に対する反応を見てると、どこに行っても同じ顔ぶれなんじゃないかと思うよ
モモ「浅草で調達してきたんやって」
百々は百々で半袖白シャツの裾と袖がジャキジャキに切り裂いてある。真っ黒なサングラス
何この人、ロックスター?
「…天気予報、ウソつきやね」
終盤でおもむろにペットボトルの水をかぶる姿が…全く男前である…
なんだこのバンド、見た目の統一感ゼロか。まあいつもそうだった
「GREEN&GOLD」から始まり、お祭り仕様のセットリストでメドレーに組み込まれた曲も分かりやすい。
「ジャック・ザ・トリッパー」を歌い出す前に「悲しい男の歌!」と百々
歌い終わりも「ジャック・ザ・トリッパー…イズ・デッド!」と歌っていて、
どうしようもなく切なくなる
途中で武井がハッピを脱ぐと、客から「ヒュー!」と声が上がる。
おひねり投げ込まれそうな盛り上がり
みんな武井のこと何だと思ってるのか!
ラキフレで「祭」て書かれた巨大なウチワで客を仰ぐ!
スタッフさんも大爆笑。勇が薄笑いで見てる
- GREEN&GOLD
- ロッキンルーラ
- メドレー:冷たいコード〜ばちかぶれ〜未来は今〜HigH
- ジャック・ザ・トリッパー
- シンクロニシティ
- We are lucky frinds
ダッシュで行けば1曲ぐらいWingのマリーズに間に合うかと思ったけど、
レイク前に差し掛かったあたりで志摩さんの「バイバイ!」の声が聞こえた…
ので、諦めてシーサイドトレインに乗り込み、ハングリーフィールドを抜けてSeasideへ向かう
細い小道を抜けた先にある、海辺の小さなステージ
ボードウォークからは海が見えて、そよそよと吹く風が心地よかった
トクマルシューゴ(Seaside)
トイ・パーカッションや、おもちゃみたいなひよひよひよひよ…という音が
このステージに良く合っていて、後ろにいた女子達がびっくりしたようにしきりに「かわいい!」を連発していた
風に溶け込むようなトクマルさんの声とギター、耳をくすぐるような音が気持ちよくて、
目を瞑って自分もこの空間に溶け込めるようにゆらゆらと揺れる。
途中、音響が反乱を起こして音がハウってヒヤッとしたけど持ち直して、
ラストのRUM HEEではイントロでわぁっと歓声が起きて終始いい雰囲気だった。
「次で最後の曲です」客「えー」「…えー」
「呼んでいただいてありがとうございます、呼んでいただければ来年でも、再来年でも出演したいです
そのためには皆さんの声が必要だと思うので、ぜひメールで投票をお願いします、
これ投票制ですよね?宛先はこちらに出しておきますので…」
こんな懐っこいMCで、ほろっと空気が解れた。
音はとことん計算されつくしてて一分の隙もないのに、
どこか繊細なほころびがあり、そこに惹かれる。
静かで素敵な時間を過ごすことができました。
- FUTURE UMBRELLA
- TYPEWRITER
- PARACHUTE
- SANGANICHI
- BUTTON
- VISTA
- LAHAHA
- GREEN RAIN
- RUM HEE
ぱらぱらと小雨が降り出して、みんなが粛々と雨具やジップロックを取り出す姿が頼もしい
ライブが始まる頃にはそれも止んでひと安心。
おっさん達を見に続々と人が僻地のステージに集まってくる。
フラワーカンパニーズ(Seaside)
「このステージだけロックインジャパンじゃないんだって、ひたちなかの町内会のお祭りらしいよ!」
「ここに来るために俺達橋を2回越えてますからね!」などと自虐的なMCを挟みつつ、
がっちりと老若男女の心を掴む鉄板のアクト
「今年で結成20年!メンバーチェンジしてません!
なかなかいないよ、20年でメンバーチェンジしてないバンドなんて…
ヒット曲があったらGRASSでやってるよ!ヒットするかしないかのギリギリで止めるのが難しいんだよ」
「深夜高速」があるじゃないか!と拳を握り締めた、
これGRASSでやったら何人か人生変わると思うんだが
9月に発売される「深夜高速-生きててよかったの集い-」の告知。「泉谷さんも歌ってくれてね」
これを聞いて10月の野音に来てくれと。「BAWDIESも来るから」勝手にw
「恋をしましょう」から最後は「真冬の盆踊り」で真夏のヨッサホイ!
ボードウォークの上にいるお客さんにも「橋の上ーーー!」と叫んでヨッサホイさせる
正直腕が疲れてくるまで延々ヨッサホイして、なんだか気持ちよく見ることが出来た
すっきりした!
- ロックンロール・スターダスト
- 最高の夏
- はぐれ者賛歌
- 深夜高速
- 恋をしましょう
- 真冬の盆踊り
eastern youth(Park)
最後はイースタン。
疲れて木陰で休みながら聞いてた。
爆音が耳に痛い。感想をとやかくどうこう言う気にならないっす。
ただ帰りたくねえなあ…と思いながら、今日も「夏の日の午後」を聞いてどんよりした。
いい意味で。
- 一切合切太陽みたいに輝く
- 沸点36℃
- 夏の日の午後
- 砂塵の彼方へ
- いずこへ
- 街はふるさと
EN-1.夜明けの歌
大宮行きのシャトルバスチケットを譲ってもらったので悠々と帰宅