火曜日嫌い

やまもとのブログです。

松本キック プロデューストークLIVE 「ソレガシ」@Naked Loft

【ゲスト】ハウス加賀谷/げんしじん
【MC】ゴージャス染谷
【歌のゲスト】城谷佳範/池田邦人


ボキャブラ世代歓喜松本ハウス復活!(厳密にはまだだけど)
好きなキャブラーネプチューンフォークダンスDE成子坂、そして松本ハウスでした


MCは以前大川で「でばやしかにあるき」としてピン芸人をやってた放送作家のゴージャス染谷
テンパるとおもむろに取り出したハンカチで冷や汗を拭うという小ネタ
諸注意として、出演者が登場する度に全員スタンディングオベーションで迎えるようにと
キックさんからお達しがあったとのことで、染谷で練習。みんな素直に立つ。


まずはキックさんを呼び込み。スタンディングでお出迎え。
「ほんまにやってくれるとは思わんかった」とキックさん


4月頃から活動の準備をしていて、スケジュールや小屋を決めていたところで、
ワンちゃんから「キックしゃん、ぼく、ごはんいっぱい食べれるようになりましたよ!」と連絡があったので、
じゃあ出てみるか、ということで決まった今日のイベント。
「さっき楽屋で『今日は僕やりますよ!』ってひたすらパンプしてましたからね、何をするか分かりませんけど」


しばらく染谷と2人で近況などをトーク
キックさん40歳になりました。
30過ぎたあたりから見た目全く変わってない…
副都心線のホームでキックさんをサラリーマンと思い込み、
「君、今のうちに子会社に入っておいた方がいいよ!」と力説する老人に話しかけられた話や、
つい最近、路上で「すいません、関東の大学生の方ですか!?」と声を掛けられた話
キックさんを見るのが2年半振りなので、久々にあの微妙な三重訛りが聞けて嬉しかったぁ
染谷は放送作家としてBSで頑張っているそうです。


しばらく一人喋りをした後、いよいよ加賀谷君を呼び込み。
「前の方のお客さんは、もし汗とかかかってもファンサービスだと思って」との忠告
密売KGYダビッドソンの曲を出囃子にハウス加賀谷が駆け込んでくる!
お馴染みの坊主頭に黒いTシャツ、ジーンズで手首には革のリストバンドというパンクっぽいファッション
Tシャツが胸筋のせいでぴちぴちになっていて、当時より体格が良くなっていたように見えた
相変わらず「キックしゃん!」「…でしゅ!」な喋りで、
汗かいたら染谷よろしくタオルでごしごし
「キックさん、立ち位置が違いますよ」


前日に同じくNaked Loftトークライブだったオアシズの光浦さんから、
当時仲良くしていたということでスタッフ経由でお手紙が預けられていたとのことで、
キックさんが読む。「ここじゃなかったら泣いてますよぉ〜!」


「ワンちゃん、俺40なったで」「キックさんが40ですかぁ〜!」
「俺が40ってことはワンちゃんもそれだけ年取ってるんやで」
「はい、僕35になりました」
ワンちゃんが35!!!!!!
「…お客さんも一緒に年齢重ねてるようでね」
実際お客さんは20代後半から30代の女性が中心。そういう世代。


ワンちゃん最近何してるの?ってことで、4月に密売KGYダビッドソンのライブをやった経緯
「モンチが田舎帰るってことで…」「お客さん"モンチ"って言っても分かんないよ」
お客さんが1999年にリリースしたCDを持ってて、それを貸してもらってバンドについてトーク
ドラムの早乙女さんを大々的にフィーチャーしたジャケットデザイン、
アルバムタイトルも「early virgin girl」=「早乙女」
モンチが田舎に帰るというので、もう1回バンドやろう!と泣きついて今回の再結成に至ったんだそう。
皆最初は渋ったが、加賀谷君の「野音出れるよ」の一言が効いたらしい
昔のよしみでリリーさんに頼んでザンジバルナイトに出してもらおうとしたが、結局ダメだった
バンドの曲はモンチが書いて、詞も加賀谷君が書いたものをモンチが書き直してくれる
「最初にお前が書いたのとは全く別物になるんだろ」「そんなことありませんよ!」
「モンチもキックさんも、僕の隣にいる人はみんなすごいんですよ」
「キックさんも歌ったらいいじゃないですか」
「俺は人前で歌を歌うことが何よりも一番恥ずかしいの、歌うぐらいなら殺してくれ!」


キックさんは宇梶剛史さんが主宰する劇団に参加している
「キックちゃ〜ん、出てくれるよね〜?」の一言で参加が決まった
「キックさん!ダメですよあんな人と付き合ったら!」
いくらいい人そうに見えても裏ではブラックエンペラーの血が騒ぐに違いないと
キックさんを引き止めようとする加賀谷君
優しいし、酔ったらキス魔だし、と宇梶さんのフォローをするキックさん
普段を知っているから、テレビでシリアスな演技をしているのを見るとおかしくて仕方ない、と
「黒い交際があるかもしれないじゃないですか!」
あー、ワンちゃんかわいいなぁ…


デビュー当時は光浦や、MANZAI-Cの森さん、ウド鈴木さんと仲良くしていて、
ウドさん達とアレでアレなことがあり、すごく気に入られていた
ここのエピソードひどいよ、書けないよw
「お前その話、ちゃんと点と点が線になるんだろうな?」
「大丈夫ですよ、僕の話は点と線がばらばらにできてますから」


ゲストのげんしじん呼び込み。
めちゃくちゃ派手なスーツ。「げんちゃん」と呼ばれている
今や「げんしじん事務所」の社長さん。
当時はげんちゃんモテてたな〜、みたいな話。
キックさんも相当おモテになられた様子
加賀谷君はゲイの方からの人気が絶大で、
二丁目で飲み屋に入ってチャージ以上の請求をされたことがなかったそうだ
単独が終わると仲の良いゲイの方が待っていて、
「ちょっと挨拶してきます」って楽屋抜けたかと思うと、
戻ってきた時には首に万札のレイをかけていた
「…っス」ぐらいのテンションで行った方が喜ぶんですよ、
いつもの「かーがーやーでーす!」のまま行くと、「ちょっとジュンちゃん!」ってからかわれる
「二丁目のメインの通りを歩いてたら腕に次々人がぶら下がってくるんですよ」
「ちょうどいい筋肉なんやろうな、ちゃんとついてるけど柔らかいから…
って、俺がそういう目で見てるみたいやけど、違うからな!」
「キックさんもそっちの人なのかと思いましたよ」


げんしじん事務所が主催するライブはいくつもあって、
そのライブに出るために何組もの若手がバトル形式でライブしてて、
昔とは比べ物にならないぐらい芸人の数が増えている
当時いた芸人で、ケチャップを飲んで腕から出します、って
ナイフで切って血出してた人がいた
お客さんドン引き、キックさんが「キチガイやな」って言ったら
加賀谷君が「キックさん、キチガイは僕の専売特許ですよ」


当時キックさんが加賀谷君にコーヒーを買ってくるように頼んだら、
加賀谷君的にはコーヒーを買ったつもりが、持ってきたのはミルクティーだった
1度や2度ならキックさんもしょうがないな、とまたお金を渡してコーヒーを頼むんだけど、
挙句持ってきたのがカフェラテだった
加賀谷君はコーヒーを買っているつもりが「なぜか」ミルクティーやカフェラテになってしまっている、
という認識なので、何度もコーヒーを頼むキックさんを「味覚障害なんじゃないかな」と思っていた
奇跡的にコーヒーを引き当てた日は、キックさんはワンちゃんも成長したなあ…と無駄に感動したそうだ


遅刻癖のある加賀谷君、ある時お詫びに、とカフェラテをキックさんにあげたらそれで許してくれたので、
以降どれだけ遅刻してもカフェラテさえ持ってくれば許されると思っちゃって、毎回カフェラテ持ってきた


「健康こどもっち」のロケで、5分番組の中のワンコーナーの出演なのにメイクや衣装に時間をかけまくって、
毎回収録が1日がかりだった
ADの忘れ物がひどくて、衣装からはじまり、遂にはロケバスの手配を忘れ、
NHK前のレンタカーで普通の乗用車を2台借りて機材と一緒にぎゅうぎゅうになって移動した
加賀谷君が子供役でキックさんがお母さん役、割烹着とか着てたよね


第1部が終了して、15分の休憩を挟んで第2部は城谷佳範さん、池田邦人さんによるライブからスタート
ビール飲みながら出てきて、ベロンベロンだから歌う気なくなった、と言いつつも5曲ほどの熱いステージ
城谷さんは東中野で「百鬼夜行」というバーを営んでるそうです
途中で加賀谷君を呼び込み、たまたま加賀谷君がバンドで作っていた曲と
詞の内容が重なっていたという「いちぬけた」を一緒に歌う。歌い方がパンクスだあ。

加賀谷君がいたずらっ子みたいにニヤニヤし出して、
城谷さんも「歌ってもらいたい人が…」とか言い出して、
渋々キックさんが出てくる。「…お前!いつの間に!」「さっき仕込んでおいたんですよぉ〜」
城谷さんがおもむろにイントロを引き出して、観念したようにマイクを構えるキックさん
城谷さんは事前に加賀谷君から「キックさんは『赤いスイートピー』を原キーで歌えんるんですよ」と
言われていたので、キーを合わせることもなく裏声で歌い出す
時々地声に戻ったりしながら、ガチガチで聖子ちゃん歌ってるキックさん!かわいい!!!!!
それをニコニコニヤニヤしながら見てるワンちゃん


キックさん顔真っ赤で、「シロさん、勘弁してくださいよ〜!」とか「お前、やりやがったな!」とか
城谷さんと池田さんで最後にもう1曲歌って、歌のコーナーは終了。
城谷さんに関するデマを流してるのは全部チャンス大城


後半は、10年振りにお笑いの舞台に戻って来ようとしている2人の笑いが通用するのかどうかを、
「先生」に教えていただきましょう!ってことで「げんしじん先生」に教えを請う
社長でありながら未だ現役で舞台に上がってるげんさんに、
今の時代に合った笑いを教えてもらおうと。
げんさんの「お手本」がドンずべり、加賀谷君が「…キックさん、この人、先生じゃないですよ」
げんさんのネタを加賀谷君がマネしてみる。
加賀谷君混乱して大変なカオス状態に陥る。
お腹捩れるほど笑った。恐ろしい。


当時のオーディション番組で審査員をやっていたのがリリーさんとみうらじゅんで、
みうらさんがげんさんと加賀谷君のどちらを可愛がるか考えた結果、げんさんを選び、
飲みに連れて行ったり一緒に番組出したりしてたのに、
ある日「加賀谷にしておけば良かった」って言われたとか


みうらさんがげんさんと加賀谷君に常に言っていた言葉は、
「キープオンロッキンロールだよ、加賀谷」
「あの人いつだってそればっかり言ってた」


当時のネタは今ウケるのか?…と、ショートコントをやってくれることに!
「宇宙人」「宇宙人2」「宇宙人3」「おまじない」「辻斬り」「マッサージ」
すげー!!!!!懐かしい!!!!
最初の「宇宙人」があんまりウケなくて、ネタが終わった後「今の、府中では2人死にましたよ」
最後の「マッサージ」は加賀谷君のぶっ壊れ具合が最高。最高に松本ハウス


「下男・菊蔵」のネタは、加賀谷君が「キックさんが下男だったら最高だなぁ〜!」と思ったことから、
「私の名は菊蔵、苗字はまだございません」の部分だけを思いついたことから発展した


キックさんがずっと時間を気にしながら進めてて、終わる頃には22時を回ってたから
すいません、すいません、って謝ってた
めちゃくちゃ楽しいからもっと長くやってて欲しいぐらいでした
出演者全員呼び込んで、染谷もスタンディングオベーションで迎えてエンディング。
キックさんの「ソレガシ、終了!」という声が凛としていて惚れる。惚れるってか惚れ直す。

た!の!し!か!っ!た!!!!!!!!
やっぱり松本ハウスめちゃくちゃかわいい。好き。
ステージの真横の座席にいたから、キックさんにいじられて恥ずかしかった
加賀谷君休止の直接のきっかけが肝臓壊しちゃたからっていうのは初めて知った。
「相方は?」と聞かれると、「工場に修理に出してるんですよ〜」と言えば大体察してくれるが、
逆に業界の人の方が本気にしてしまうとか
「キックさん、僕、何かは言いませんが『2級』ですよ」な加賀谷君は
「福祉の心」が必要で、
キックさんはそんな加賀谷君を優しく?厳しく?見守っていた
げんさんが「うちのライブ出てもらいたい」って言ってたから、
松本ハウスとして舞台に上がる日がいつか来るといいなあ。