火曜日嫌い

やまもとのブログです。

Club Que 10th Aniversary“life is music,music is life”椿屋四重奏/シガキマサキ

椿屋ツアーの追加公演として急遽決まったQue演舞。
10周年企画としてシガキ兄さん(熊本出身、典型的な九州男児)とツーマン。
ギターとハープで弾き語り、背が小さくて驚いた。(153センチだそう)
有線で良く聞いてた「大丈夫」と、歌詞が心に痛い「青い日々」が良かった。
最後にやった「彼と彼女」って曲も。キュンキュン。
九州弁丸出しのトークで雰囲気も良く、温かかった。
「帰ったら母ちゃんに電話しようと思います…東京の人はあったかいばい、って」

椿屋。演舞タイトル「闇夜のレッドロック」。バカだなぁ…
中田がずっと「ワンマン」「ワンマン」言うから、シガキ兄さんご立腹だと思うわ。
今日もユウ様は三上博史みたいなパーマで思い切り威きりながら登場。
「かたはらに」で始まって、「群青」「舌足らず」あたりをかっ飛ばす。
…かっ飛ばしてる割に客が微動だにせず、すごい違和感。うーむ。


貴樹の真ん前にいたので、頭のてっぺんから爪先まで凝視。
なんか先の尖った革靴履いてる?指綺麗。立ち位置がものすごく後ろ。
アンプのすぐ前にいて、曲間にエフェクターを踏みに前に出てくる。
中田のMC中はかなりの確率で視線が宙に泳いでた。
弾き様が本当にカッコいい。あの佇まいからあの音が生まれるなんて!
けっこう良く動く。腰を低く落として弾いたり、ベース立てて弾いたり。
「空中分解」のイントロがもうたまらない。ちびる。


良ちんはさすが芸歴長いだけあって、間の取り方やメロディとの合わせ方が素晴らしかった。
むしろ、ところどころギターに合わせて叩いてた。
貴樹もちょくちょく良ちんの方に視線を向けてた。
中田が喋り出すと、良ちんがいつツッコミを入れようとマイクをスタンバイしてるのがおかしい。
中「来年の今頃には、こんな近くで見られることもなくなっちゃうかも…」
客「えー」
良「…しれないし、見れるかもしれない」


全体的に客席と舞台のキャッチボール、って言うと言い方おかしいかもしれないけど、
それが上手くできてないなぁと思った。
中田が煽ったときぐらいしか拳上がったりしないし。
本編ラストの「嵐が丘」、イイことを言った後に中田が入りを間違えてやり直す。
「嵐を乗り越えて…乗り越えてっていう言い方は心の弱い人にはちょっとキツいかもしれないけど、
嵐はいつか止みます。雲は晴れてしまうんです。」
こういう言い方をされるのは初めてなので、少々面食らった。
「行き詰まることもあるかもしれないけど、この3人で、乗り越えて行きたいです
…あと3、4人増えるかもしれませんが」
「この3人で」って言ったところで中田が貴樹と良ちんの方をちらりと見。
中田はなんだかんだ言って2人のことをすごく頼りにしてるんだと思う。
で、すごい助けられてる。
この2人いなかったら、この人まともに生活できないんじゃないか。


アンコールに「風の何処へ」。キラキラとしていた。
ハケていくとき、貴樹が名残おしそうな中田を労うようにポンポン、と。


「なんだか帰りたくなくなっちゃったので…弾き語りで勘弁してくれ」
バーかな、1曲歌って。
正直グッと来た。ごめんね俗物で。
ライブの後にこんなに考えてしまうことってなかなかないんだけど。
中田っていう人をもっと知りたくて、素が見たいっていうのもある。


次は16日、渋谷クアトロ。もうクアトロじゃ狭すぎるけど。
演舞タイトルは「愛憎舞踏劇」
…自分で自分の首を締めているような気が、しないでもない。