火曜日嫌い

やまもとのブログです。

ARABAKI ROCK FESTIVAL 05

6:26発のはやてに乗って、一時間半で仙台着。速!
仙石線多賀城駅へ、そこからシャトルバスで会場へ。
海沿いの公園が入り口になっていて、なんだかもうとんでもない行列ができていてかなり焦る。
デッキで釣りをしている人がたくさんいて、なぜか干からびたヒトデがいっぱい落ちていた。
釣っちゃうのか?
チケットをリストバンドに引き替え(スタッフが一人一人つけてくれてた)
アクセルホールに向かおうとするが位置関係が分からずちょっと迷う。
ここだけメイン会場から歩いて15分ほどかかる場所にあり、早足で向かう。


椿屋四重奏(accel)


会場につくと間もなくアラバキオリジナルの出囃子が鳴り、いつものサンタラが。
中田革ジャケット、良ちん白シャツ、たかしげTシャツという夏仕様?一人暑苦しいのいますけど。
艶ロック仙台代表、椿屋四重奏見参!」…他にいないからね!
中田は地元ということもあり、かなり力はいっている様子。
群青、成れの果てで頭から飛ばす。中田、ギターソロでモニターに足かけたり。
紫陽花でしっとりと会場を染めて、螺旋階段ではまたイントロ長めにしてグルーヴィーに。
たかしげも良く笑っております。ほんわか。
空中分解で良ちんに目を奪われ、中田の左足蹴り上げアクションも絶好調。
ラストは「小春日和」で。これ野外で聞きたかったなぁ!
トップバッターにも関わらず、テンション高い良い演舞を見せていただきました!


ART-SCHOOL(accel)


そのままアクセルでアート。
裏があじかんやら何やらで、お客がごっそり減る。
アートはフェスだろうがワンマンだろうが、常に纏ってる空気が同じだ。
櫻井さんは両手挙げてぴょんぴょん跳ねながら来た。曲始まる前も雄叫びあげたり。
戸高が、一曲目「水の中のナイフ」で勢い余ってエフェクターとかの上に転んで、
慌てて立ち上がったけど明らかにトラブってて、見ててハラハラ&まったくもう戸高ったら。
理樹はこんな日でも長袖カーディガンをはおって、時折邪魔臭そうに引っ張りあげていた。
「あと10秒で」が始まるとステージ上も客席もがらっと空気が変わる。
理樹の「僕、アートスクールじゃないんで…ボンジョビなんで。ジョンボンジョビなんで。」
…という謎のMCあり。なぜボンジョビ


勝手にしやがれ荒吐


急いでアクセルを出て、一番遠い荒吐ステージへ。
途中モンゴル800アジカンをチラ見。人すごい。
どちらも少し見ただけなのに知ってる曲をやっていて、すごいなぁ、売れっ子だなぁと思う。


勝手にしやがれはCOUNT DOWN JAPANで少し見ただけなので、すごく楽しみにしてた。
サウンドチェックの音が聞こえてきて、それがセッションみたいで既に相当かっこいい。
各々楽器を携えたメンバーが出てくると、いっぱいのお客さんが超盛り上がる。
私も超盛り上がる。だって、か、かっこいいよこれ!!
そこに武藤さんがふらりと登場…位置につくとメンバー一人一人を確認して、
お 祈 り … !
胸の前で指を組んだり、武藤さん十字切ったり。
これでさらに引き込まれる。客席もざわめく。
一曲目「オーヴェール・ブルー」。ピアノが!
ただただ「かっこいい!」ばっかり思っていた。武藤さんの抑えたボーカルがまた良いの!
まだメンバーの名前とかわからないので、バリトンサックスの人がサングラスで金チェーンで、
シャツの襟を大きめに開けてたり、かなり狙ってる!エロ!
この人がスペシャの勝手特集で衣装のこだわりを「いやらしく、ですかね…」と意味ありげに言っていたのをまのあたりにした。
「円軌道の外」とかはトランペットさんやトロンボーンさんが客あおったりする。
で、やっぱ「ロミオ」はめちゃくちゃ盛り上がった!
私もとうとう辛抱たまらず前方へ。慣れない踊り的なノリで。楽しい。
インスト曲で武藤さんがドラムから立ち上がり、楽器隊が曲を繋ぐ中ステージ上を歩き回り、
帽子を取って頭から水をかぶって、また帽子かぶりなおしていた。
楽器隊4人がステージ真ん中で背中合わせに吹いたり、それぞれソロパートが思いっ切りキメキメだったり、
もうカッコ良すぎて嫌になる。何これ。
最後のど真ん中スカな曲では客席モッシュの嵐。巻きおこる砂嵐。
曲終わって、武藤さんが叩ききったあとに呟く「勝手にしやがれ…」
もうやられたね。夢に出るね。
4人が真ん中で吹いてる画の完璧なカッコ良さと言ったら!
たまらん。ワンマン行き決定。


またアクセルに戻り、さすがにちょっと疲れて来たのでもつ煮込みとサイダーを買って小休止。
店のおばあちゃんに「サイダー」って言ってんのに何度も玉こんにゃくを渡されそうになった。
いいよ東北、すごくいいよ
もつ煮込みおいしかったよおばあちゃん


MO'SOME TONEBENDER(accel)


モーサムは2月のNo evil以来か。
百々と勇がサウンドチェック。百々が出てくるとみんな色めき立つ。
hang songのループが流れて来たから、やるんだ!とめちゃくちゃ嬉しくなる。
勇はチェックの段階からそのループに合わせて叩きまくってた。たまらんぜ…
武井が出て来なかったから「も、もしや夏仕様!?」とちょっと期待したけど、
タンクトップにジーンズだった。二の腕太いよー
一曲目「ビートルバーナー」。改めて聞くと直球のロックなのに壊れている。
続けざまに「モダンラヴァーズ・ボレロ」!どんどんエンジンかかる、この感じ!
百々の「グリーン&ゴールド!」の声で、堰を切ったように溢れる音、音、音!
ただ体を委ねるしかできない。百々の声も良く伸びる、いい。
おもむろに武井がベースを置き、トランペットを携え…来た来た来た来た来たー!!!
hang song!!!そして武藤ポーズ!
武井がペットを吹きながらステージ上を不穏に拝廻、腰くねらせたりもう大変。
勇はあのやっちまわれそうな目付きでビッシビシ打つ。
また百々がすごかった、マイクスタンド持ち上げるようにして歌ったり、
ペットボトルをギターに擦りつけて、ぶっ叩いて音出したり、
客席なんか見えてないんじゃないかってぐらい壊れてた。きっとあの人体の芯がずれてるよ!
武井がペットを置いて、ベースをかけなおした時の高揚感と言ったら…!すばらしい。
もうぐっちゃぐちゃです。めちゃくちゃ踊った。リュックしょったまま。ごめんなさい…
去り際、男からの圧倒的な武井コールに高々と腕を上げて応える。好きだ…!


終わったらリュックのチャックが全開だった。危なっ!あと帽子をなくした。ショボンヌ。
さすがに疲れ果ててしまい、多賀城ステージでグループ魂を見に行くのを断念。
Tシャツ着替えて、漏れ聞こえるテナーの音を肴に仙台ラーメンと酎ハイ。
アラバキ、どこにいても笑っちゃうぐらいメンバーに遭遇して、それがまたみんな普通で自然で良かった。
ちょっとよろめいたのはキャスケット被った百々と、Gジャン腰に巻いて細身のジーンズ履いたセカイイチ中内さんかな…
中内さん背高くて足長いし。百々は意外に小さいし。


セカイイチ(accel)


少し早めに会場に入り真ん中あたりに行く。けっこうぎゅうぎゅう。女の子だらけ。
メンバー自らサウンドチェック。
中内さんが一通り音出し終えた後、「今日はあぁ〜!色んな人がでてるんだぜー!
でもここは〜!俺たちがやるんだぜぇ〜!」あぁ、この人やっぱり面白い。
慧くん(あえて)が声を出す。歌う海北を初めて見たときのような衝撃。なんだ、すごいぞこの声…
裏腹に、人なつっこい風貌。もさもさ。かわいいな。
ブルージーな出囃子で登場。一曲目から「石コロブ」!背筋が伸びる。
とにかく音がまとまって出た時のインパクトがすごい。歌うまい。
「たわごと日記」「聞こえてますか お月様?」など、曲が進むにつれて演奏に力入ってくる。
慧くんがマイクを握り、ステージぎりぎりの所で「アイラブミュージック!アイラブミュージック!!
音楽しかないんです、音楽が好きなんです!音楽さえあればいいんです!」
真に迫り過ぎて怖いぐらい。慧くんまだ22歳とかなのに、悟りきったような表情をする。
圧巻だったのがラストの「シルクハット」で、中内さんぐるぐる歩き回りはじめ、
慧くんは前へ前へ出てこようとするからギターのコードが体に巻き付いて、
それでも歌うのをやめようとしないから、ローディーさんたちが袖で「おてあげ」みたいなポーズを。
サビの「シルクハットの中の宇宙」というフレーズを「歌って!」と。
なんか訳もなく泣きそうになりはじめ、これはヤバいと思って歌う。でもまぁ泣いたけど。
ステージから放たれる力、光、そういう色んなものがあまりにも大きすぎて、
自分の中の容量をオーバーした。ただ見てるだけしかできなかった。
中内さんがあっちこっち跳ねながら弾いて、最後は慧くんが中内さんのマイクで歌って。
もう、すごかった。良かった。
私はすぐライブを見ると「見せ方が上手いから」とか言っちゃうんだけど、そういうんじゃない。
これはまっすぐど真ん中で受けとめないとだめだ。
ライブ終わってすぐ物販で「今日あの橋の向こうまで」と「ふりだしの歌」を購入。
あぁ、良かった。すばらしいもの見た。


LOST IN TIME(acccel)


つばきをステージ後ろでぼやーっと見て、最後はロスト。
海北がマイクチェックで声を出すと、それまでざわついていた会場が瞬く間に静かになる。
さっきのセカイイチから続く余韻で、声が嘘みたいにすっと体に入ってくる。
「よろしくお願いします!」と言う海北に、会場から大きな拍手。
海北、椿屋のTシャツを着ています。
三人が互いに握手をすると、また会場から大歓声。
入り口の方からはまだまだ入ってくる客に、スタッフがしきりに「奥につめてくださーい!」という声が。
それが聞こえたらしく、海北が源ちゃんともったんに少し待って、みたいに合図して、
「皆さん、つめてあげてください。ありがとうございます」と。なんて子だ。


「列車」で始まり。いきなりやられるなぁ…
しかも次に「手紙」。歌いあげるというよりは、ぶつけてくるような海北の声。
「ヒカリ」の前に、ぽつりと。
「気付いたことがあります。椿屋四重奏が放つ光、セカイイチが放つ光、アジカンが放つ光、
エルレガーデンが放つ光、イースタンユースが放つ光、色んなバンドが放つ光、
でも、そのどんな光よりも輝いているのは、あなたが放つ光です。」


もう、はずかしい、というか、私はそんなもんじゃないよ、と思ってしまって、まともに前が見れない。
なんでそうやってそっと触れたふりして隙間に入り込んでくるんだろう。
ラストは「一番新しい曲を持ってきました」と、「はじまり」。
聞くたびに良くなってる。
すごく満たされた。良かった。


なぜかアクセルは巻きで進んでたから、ロストが終わってもまだ18時ぐらいだった。
何か見ておこうかと思ったけど、一日があんまり素敵だったので、それに浸ったまま帰路につくことに。
行く前は、ほとんどアクセルにしかいないのに、チケット8000円は高いかな?と思ったけど、
全然そんなことなかった。というか、良いライブが見られればチケット代なんて関係ない。


メイン会場は砂埃がすごかった。屋台が少なかったな。
オフィシャルTシャツが桜吹雪で可愛かったから欲しかったのに、昼過ぎには売り切れてた。ショボン。
仙台まで行った甲斐がありました。
風呂入ったら髪がギシギシ言ってた。