火曜日嫌い

やまもとのブログです。

The Sound of Shimokitazawa〜弾き語りの夕べ〜@渋谷O-East
無戒秀徳アコースティック&エレクトリック峯田和伸(銀杏BOYZ)/海北大輔(LOST IN TIME)/曽我部恵一

Save the Shimokitazawa、そしてSound of Shimokitazawa。
会場は超満員だったけど、その中には下北沢に行ったことのない人もいたかもしれない。
興味がない人もいたかもしれない。そういう人にも、考えるきっかけ、知るきっかけを与えてくれた。
この運動は下北沢に行くたびに何らかの形で目にしていたので、知っていることは知っている、程度だった。
イベントを終えて思ったのは、私が高校生の時に初めて下北沢に行ったときのわくわくするような不思議な気持ちを、
これから下北沢に来ようとしてる若い人にも味わってもらいたいなぁ、ということで。

無戒は「シブーヤ!」「シモキタザワッ!」「ディッスィーズ、ムカイシュウトク!」ばっかり言ってた…
途中からサンプラーをいじりだして、お客さんをステージに上げて「向井ちゃんステキ!」って言わせたのを録音してひとり悦に入ったり、
放置気味のもう一人に「野に咲く〜、花のように〜」歌わせたり。災難だよあの子!
弾きながら出てきて弾きながらハケていった。アクが強いよ向井ちゃん

次に峯田。「今日も来てると思うけど、私服警官の皆さん!今日は脱ぎませんからね!」
この間起こった16歳の同級生殺害事件の話をして「やっちゃいけねえよ」と「スクールキル」、
「BABY BABY」「27歳にもなって恥ずかしい曲を歌います」と前置きして、「青春時代」「何となく僕たちは大人になるんだ」
昨日作ったという「さみしがり屋の君とめんどくさがり屋の僕」、
最後に「無許可で作りました」と「The Sound of Shimokitazawa」という曲。
サウンドオブ下北沢、君の歩く靴の音♪
サウンドオブ下北沢、君が口ずさむ変な歌♪
立ち上がってモゾモゾ…お尻ペロン。客席も期待しておいて出したらざわめいていた。

三番手海北。「さっきまで吉祥寺でインストアライブやってたんでリハやってないんです〜」
…行こうと思ってたのにぼやぼやしてて行けなかったよー
「…サウンドオブ下北沢♪」歌ってみたり。
コップ酒が四杯運びこまれる。海北既にほろ酔い。「向井さんで二杯、峯田君で三杯飲んじゃいましたぁ〜」
「旅の途中」。今まで出会ったすべてが僕が生きてきた道標、今は幸せになる旅の途中。
「羽化」、ロストを組む前の17歳ぐらいの時に作ったという「始まり」、「同じタイトルの曲あるからなかなか陽の目をみなくて…」
「ライン」、「曲の良さが、僕の声でどこまで伝わるか分かりませんが。」と言って、高森ゆうきさんの「雨の後」、
バンドであまりやらない曲を、と「失敗」も。
「もしかしたら今日が歴史に残るかもしれない、『民衆立つ』とかって、将来教科書に載るかも知れない」「みんなで教科書載りましょう!」
最後に「手紙」。「下北沢も、僕も、あなたも、幸せでいて欲しいということですよ」
海北の言葉はこっちまで考えさせられる。すべてを鵜呑みにするわけじゃないし、たまに引っ掛かるところもあるけど、力があるなぁ。
飲み残した酒を携えてにこにこしながら帰っていった。

最後は「年の功で!」と曽我部。なぜか後ろにドラムセット。
エレキギターをかき鳴らし、最大に近いボリュームでたまにハウるのも気にせず歌いまくる。
舞台袖では海北が両手を挙げてくるくる踊ってる。かわいいなぁ。
「4歳になる娘がいます!娘を連れてよく下北沢に散歩に行きます!!」で「ハルコROCK」。この曲めちゃめちゃかわいいなぁ。
「テレフォンラブ」がすごい面白くて、「T、E、L、E、…あ、これテレフォンのつづりです!」
「知らなくてもいいんだ、歌って!」
この「知らなくてもいい」はよく聞くけどほんとに最高の言葉だね。
ギターがガガガッ!!とすごい音を立ててトラブルを起こし、そかべはドラムに移動。
ドラム叩きながら「T、E、L、E、!!」
まさかその為にドラムセット用意したのか。そうなのかそかべ。
峯田の言葉を受けてか「34歳にもなって歌います!青春狂奏曲!」
あー思い出しながら書いてたらすごい楽しくなってきた。
「病気の歌を歌います…恋の病の歌です、LOVE SICK」
もうほっぺた緩みまくりでした。
よかったなぁ。
そかべのローディーさんは良く動くなぁと思った。

当然アンコールがかかる。
マイクが二本立てられ、4人全員登場。
ギターを譲り合ったり、そかべ「ディッスィーズ、向井秀徳!」向井「シヴーーヤ!!(高々と両手を上げて)」
峯田「海北君て、背でかいんすね」海北(酔っ払い)「うん、でも最近酒で太って、ただ『でかい』って言われる…」
向井が乾杯三唱。かんぱーい!を三回。
そこで弾きだしたのは銀杏の「人間」。お客さんが雪崩れ込む。
峯田は土下座したり、歌ってみたり、ダイブかましてみたり。
まわーるー、まわーるー、くるくるまーわるー、
大合唱です。すごいことに。
物凄い楽しかった。あんな大きいところで、お客さんも多種多様だったのに、一体感がすごくあった。
海北がアンコールで出てきて「夢みたい!」って言った。
あー私はこの人のこういうところが(こういうところも)好きだなぁと思いました。
超長くなってすいません。

“Save the 下北沢”
http://www.stsk.net/

とりあえず署名して缶バッジ買ってきました。