LOST IN TIME「時計」発売記念単独公演

＠東京厚生年金会館 大ホール

心があらわれるような素晴らしい内容でした。

特に派手な演出もない、淡々と曲を聴かせるものでありながら、伝わってくるものの大きいこと、大きいこと。
えのもっちゃんが「好きに解釈してくれればいい」と言っていたけど、きっと今日来ていたお客さんはそれぞれ何かを受け取ったと思う。

「サンカク」が綺麗だった。
会場を出てから、空を見上げて冬の大三角形を探したら、綺麗に光っていた。
「ライン」「NEWS」のシリアスな重たい演奏に圧倒される。
ゲストプレーヤーにジェリーリーともくん。嬉しい。熊谷VOGUEの店員だったって。

「きのうのこと」がすごく良かった。鳥肌が立った。
海北の歌声が体に直接響いて足元からビリビリ来た。
泣きそう！って思って涙が出てくるんじゃなく、いきなりボロボロ泣けてきた。何だぁ。
あぁヤバい、もうダメだ、って思ったところで後ろの幕が開いて、ストリングスの皆さんが・・・
正直唐突過ぎて唖然としてしまった。びっくりはしたけど。

ロストはすごいな。
もうスリーピースのバンドの枠をとっくに飛び越えてしまっている。
海北の歌声は何にも代え難い。素晴らしい。あの歌声に出会えて良かった。
えのもっちゃんのギターは曲に色々な表情をつける。とても自分と同年代とは思えない存在感。
源ちゃんはそこにいるだけで場の空気が和む。
二階の一列目は大岡一族が占拠。源ちゃんの「おじちゃーん」「おばちゃーん」に大勢が手を振り返す。
時折「源一郎っ！」の声が飛ぶ。いいなぁ大岡一族。人に聞いて欲しい。