トーキョーブラッサム vol.20〜サムライマン VS サムライマン〜@渋谷クラブクアトロ
今回のブラッサムは20回記念ということで、これまでに共演したバンドの曲を各々がカバー。
王子=THE BACK HORN「空、星、海の夜」
坂さん=blood thirsty butchers「I'm on fire」
シミ=サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」
兄い=eastern youth「青すぎる空」
もうこれだけでお腹いっぱい。
王子がかっこいいのなんのって!あんなの…ただの男前だよ!
SEが消えた薄暗いステージにアコギ携えてひとり出て来て、「目覚めると俺は…」ですよ。
男前!
リハやってる間、3人のゆかいな仲間達は王子にゾッコンだったそうです。
坂さんは氷川きよしを追っかけるオバサンみたいになっていたと。「王子!王子〜!」
坂さん、ギター持ってるとどこかのブルースマンみたい。
カバーとは思えない溢れ出るオリジナリティ…
まるでテレヅメ…
「最初にあんなのやられたら、坂さんなんか何やってるんだか分かんなかったもんね」
そう言うシミはパンクな歌い方でサンボを歌い上げた。熱くて良かった!
昨日のだめを見たから、と終始カタコト。「ナオズミ〜、マス〜コ〜!」
そして兄いの「青すぎる空」!!!!!
オフィシャルのfrom memberでイースタンのヒントが出た時、
聞きたいと思った曲のひとつがこの曲だった。
「練習しながら泣いた」「憎らしい奴だけど、言い曲書くんだ」
兄いの声で聞くとこういう風に聞こえるんだ。
圧倒された。こっちも涙がこぼれそうになった。
今日は12月5日のO-EASTへ向けての前編らしいので、全員友達ともう一人守護霊を連れて来いと。
「トーキョーロンリーサムライマン」がずば抜けて重い。ずっしり来る。
「まずは発泡酒から!」で「ビール・オア・ダイ」、次に「酒爆」
「ビール〜」のギターソロ以降のアレンジが超かっこいい。
給料安い!税金高い!日本全国ご苦労さん!
アンコールで全員がこの日のブラッサム特製のTシャツを着てくる。
シミ以外見慣れないから似合わないことこの上なし。
王子右腕の袖をまくる。兄い頑なにTシャツを嫌がる。「ショボくない!?」
確かに華奢でした。薄っぺら。勝てそう。とても40歳には見えない。
ここでも兄いが王子のカバーをベタ誉め。「マサシか?どっちかって言うと栄純か!」
王子の感想「ひとりじゃ何も出来ないんだなって…」に3人全力で首を振る。
「あれで何も出来ないだなんて言われたら!俺たち4人で支え合って生きてるんだから!」
ダブルアンコールで最後は「クアトロでこれやらなきゃ終われないだろ!」と「美学」!
兄い縦横無尽に暴れまわる。綺麗なダイブ。
お客さんとぐちゃぐちゃになってステージに戻ってきて「ありがとう!」
兄い、すぐ感極まっちゃう。
もう何回も見てるのに、こっちも毎回感極まっちゃう。
この適温感覚というか、得も言われぬ多幸感は何なんだろう。
毎回得るものが大きい。