火曜日嫌い

やまもとのブログです。

DO IT2008・二日目

この日は朝一から自分的ハイライト。
昨日のことも踏まえて開場の1時間ほど前に会場に着く。


【12:00〜12:30】
Qomolangma Tomato


お客さんがひしめき合ってる。期待感が高いことが窺われる。
場内に2階席のような座席があって、そこで着替えとかしてるメンバーをちら見。
盛り上がるのかなあ?どうなんだろう?と思ったけど、大丈夫だった。
というかだいたいいつも1人で暴れてるから関係ないだけかも知れない。
メンバーは若干疲れてるのかなあ、という印象。
頭3曲でもうチョモランマトマトっていうバンドの印象を焼印で押し付けられた。
成人さんが叫ぶ「逃げるな!」という一声から、through your reality
この曲の神通力はここでもぎらぎらとにぶく光っていた。
朝一から喉が詰まりそうな閉塞感に溺れる。
スピーカーに足を掛けて何度も何度も成人さんが舞う。


昨日に引き続き会場の中は熱々の空気が充満して、2曲目ぐらいからダイクさんびしょびしょ。
でもこの暑さがさらにライブのテンションを増幅してるのかな。
新曲が一服の涼、言葉がしっかり伝わって来る。
成人さんが「最後の曲」とぽつっと呟いて、359゜は捨てる
あっという間。歌詞がちょっと飛ぶ。
あの最後に思いっきりギア入って急回転を始めるのがちびりそうなぐらいかっこいい。
小倉さんが右側の、成人さんが左側のスピーカーによじ登ってジャンプ。
小倉さん死人みたいな顔色してるくせにアグレッシブだぜ…


1.FIVE SENCES-FIVE MINUTES
2.ネタのないパブリック
3.through your reality
4.新曲
5.359゜は捨てる


あっと言う間だった。


【13:10〜13:40】
toddle


そのままtoddleを見る。
愛さんとひさ子ちゃんのゆるーい女子MCがかわいい。
ブログの雰囲気そのまま。しかもひさ子ちゃん僕っ子だし。萌え。
芯のあるゆるロック。2人とも声が音に合ってて聞きやすい。
江崎さんのベースがめちゃめちゃ主張が強い。
ビール飲みながらガンガン前出てくる。
去っていくひさ子ちゃん、缶ビール片手にかんぱーい、って。


【14:20〜15:00】
OGRE YOU ASSHOLE


1曲目に新曲、「しらない合図しらせる子」を持ってくる。
スピーカーかアンプの問題か分からないけど、馬渕さんの音にずっとノイズが入ってる。
全体の音もあまり良くなくて、なかなか集中できなかった。
3曲やったところで「あとちょっとで終わります」え?早くね?w


「ひとり乗り」a.k.a新曲1(たぶん)がすさまじい高揚感と多幸感。
イントロの伸びやかなギターと繰り返すベースのフレーズで一気に風景が変わる。
ちょっと麻痺してた感覚が、この曲聞いて戻ってきた。
今度のアルバムはこんな感じの含みを持たせた曲が多いのかなあ。


「山形めちゃくちゃ暑いね…ジャンパー持って来ちゃいました」
「さっきあとちょっとで終わるって言ったんですけど、ほんとにあと少しやって終わります」
「アルバムが出て、東名阪とツアーをするんですが、東北はちょっと来れませんでした、すいません」
ラストのアドバンテージではひときわ多くの手が挙がり、
ラムダで丸め込まれて残響音が響く中あっさり終了。


1.しらない合図しらせる子
2.フラッグ
3.サカサマ
4.J.N
5.ロボトミー
6.ひとり乗り
7.コインランドリー
8.アドバンテージ
9.ラムダ・ラムダ・ラムダ


後に会場外でジャンパー着込んだ出戸を見掛けて微笑ましく思う


【15:10〜15:45】
YOMOYA


よもや。
電飾がキラキラしたステージで声が2つ重なって、
ゆらゆらしたいい時間だった。


【15:45〜16:20】
ワッツーシゾンビ


こ!これがワッツーシゾンビ
マイクスタンドに大仏のマスクを被せて、両サイドでひたすら叫ぶ。
打ちっぱなしの壁に映し出される2人の影が蠢いて、妖怪のようだ。
ドラムのセッティングがおかしい。縦方向にバスドラとスネア。
一見普通の人に見えたドラムが実は一番おかしかった。
最後ドラムが大仏マスクかぶって「奈良から大仏さん連れてきたでー!」
これがレボリューションや!これがワッツーシゾンビや!
客席にドラム運び込んで、ど真ん中で叩きまくる。カオス。なんだこれ。


後ろで音がする、と思ったら、ステージに上がっていたモールスの3人が音を鳴らして
ワッツーシに共鳴してた。フロア全体が音の塊のようになる。


【16:20〜16:55】
moools


ワッツーシの狂騒を引きずったまま、モールス目当てで待ってた人も、
ワッツーシから流れてきた人も、みんなが並々ならぬ期待感を持ってステージを見つめる中、
酒井さんがぽろぽろと音を弾く。


君の 腕の 先の ギザギザと 僕の 腕の 先の ギザギザを 合わせよう


アカペラで歌い始める。
有泉さんがハーモニック・パイプを鳴らすと、その超音波みたいな非現実的な音と
会場の空気がいい感じに共振して、みるみるうちに空気を塗り替えていく。
酒井さんテンション高い。曲中に手ごねハンバーグとアサリの物真似をしてくれました。
山形でライブをするのは初めてです、と。
有泉さんを見てて、ノリ君のプレイスタイルや音はここから影響受けてるんだなーと
今更改めて思った。
ラストのzippoの絵柄になりなよで一気にガッと持ち上げて終了。


アジテーションのように何度も繰り返されるフレーズ。いきなり熱くなった。
ステージ降りてきて床に転がってギター弾く酒井さん。起き上がって周りのお客さんと握手w
非常にふくふくしたすてきなライブだった。


キングブラザーズ見たかったけど2階の雰囲気の良さから逃れられなくて、
ずーっと2階のステージを見てた。


【16:55〜17:30】
akutagawa


元々が山形のバンドらしく、地元のバンドがこういうイベントを行うことへの賛辞、
SHIFTへの称賛、お客さんへの感謝を惜しみなく口にしていた。
ベルトを忘れてしまって、近くのスポーツ用品店に買いに行ったら
店のおばちゃんが最近若い人がたくさん街に出入りしてて嬉しいと言ってて、しばらく世間話したとか。
「緑色のTシャツを着た人がたくさんいますが、何かの宗教ですか?…お疲れ様です。」
メンバーの中にもスタッフTシャツを着た人が。
文学的で内省的な言葉をポエトリーリーディングのように畳み掛ける。
男前なバンドだった。ストイック。エモい。


【17:30〜18:05】
nhhmbase


翻って「波紋クロス」からネハンがスタート。
お客さんがくるりと180°体の向きを変えてライブを待つ感じ。
「9/8」はいつでも鉄板だなあ。
渡邉さんがマモルさんのマイクで話し始めようとするのを、
マモルさんが体当たりして遮って曲を始めちゃう。渡邉さんおいしいポジション…
やっぱりドラムがおかしい。まずセットが少ないw
テナガザルみたいな動きで縦横無尽にリズムが跳ねる。
やってることは複雑骨折みたいな変拍子に次ぐ変拍子なのに、
いい意味で敷居の低い印象を受ける。ポップ。たのしい。


ここで芋煮を求めて外に出る。
【18:30〜】
DO IT芋煮フェスティバルVOL.5


時間が合えば毎回でも食べたい芋煮、やっとありつけた。
今日も美味いなー…またもビールと一緒にぺろり。
会場内にはフードが時間限定の芋煮とカレー、あと玉こんにゃくもあったんだけど
早々に売り切れて食べるものがほぼ何もない状態、
なのでコンビニまでぶらぶら歩く。山形まで来てからあげ君と肉まんでカロリー摂取。
そのまましばらく会場外でだらだら。


【20:30〜21:20】
曽我部恵一BAND


「海の向こうで」はトモくんセンターマイクでそかべがトモくんポジション。
トモくんはソカバンのアイドルです
「山形のこんなところでこんなことが起きているなんて…」


テレフォンラブはわりとあっさり。
青春狂走曲と魔法の〜は気付いたら思いっきり歌ってた。
隣のお兄さんも汗だくで歌ってた。
最前列のおねえちゃんはちょっと泣いていた。


1.恋人たちのロック
2.キラキラ!
3.有名になりたい
4.海の向こうで
5.ジュークボックス・ブルース
6.ハルコROCK
7.テレフォン・ラブ
8.ハピネス
9.シモーヌ
10.LOVE-SICK
11.青春狂走曲
12.魔法のバスに乗って
13.mellow mind


最後の汚い四声混合も、トモくん一番高い音だし。アイドルだから。
ケニーが最前の子とハイタッチしてハケてった。


この辺りでバスの時間が近付いてきたので、後ろ髪を引かれながら駅へ戻る。
バス停で「何年か振りにモーサム見たんだけど、1曲1曲のジャンルがバラバラだし、
昔の曲をやっても音が違うし、もうあの頃みたいな音は聞けないんだなーと思ったよ。
『You are Rock'n Roll』出した時とか、モーサムがそれ言わなくてもいいんじゃないの、
それをやるのはモーサムの仕事じゃないだろって思ってさ」
みたいなことを話している人がいて、っていうか人の会話盗み聞きしてすいません
そりゃあ何年も同じことをやっているわけじゃないし、
そこで引いちゃうのはもったいないなーとベンチに座って悶々と一人で考えていた。
でも確かに前に見たのが6年前とかだったとしたら、今のモーサム見たら
血が入れ替わったのかと思うよな。とか何とか思いながら、
22:50発のドリームさくらんぼ号に乗って、4:30王子駅に着いた。
5:00過ぎには家に帰ってきました。あっという間だったなー。


めちゃめちゃ楽しかった。帰ってきたくなかった。すごいいい場所だった。
しばらくこの2日間のことばっかり考えちゃいそう。
山形ものすごくアツかった。また来年も会えたらいいなあ。
この感想も終わらせたくないぐらい。何見たー?とかあれ良かったー、とか
でもあれはさー、みたいな話を延々していたい。


音楽フェスタ、たのしかった。
お疲れ様でした。