Beat Happening！VOL.100 SPECIAL2マンLIVE！ x KNOW YOU WHITE＠LUSH
LUSH行くのにまた迷った。いつも曲がる角を間違う。
今度から宮益坂を上りきったところを曲がろう。という決意。
ものすごく楽しみにしていた2マン！
その名前は多方面から聞きかじっていたものの、
先日の自主イベントはぼーっとしていて逃してしまい、
自分にとって魚影は見えても決して釣り上げられない大物の魚のような存在だった6eyesを
今回初めて目にすることが出来て最高に嬉しい！
黒いハットに細身のジーンズ、ジャケット姿で現れた土屋主税は
マイケル・ジャクソンのようでもあり、場末のポールダンサーのようでもあり、
同時に目映いばかりのロックスターでもあった
歌っている時も歌っていない時も常にその手足をグネグネと動かしていて、
ダンスなのかダンスじゃないのか、リズムを取っているのか取っていないのか分からないような動きで観客を翻弄する。
ステージから降りて男の客の足元に跪いて体を撫でながら歌ったり、そのままフロアを練り歩いたり、
最前列の女の子を挑発するように指差したり、まあ目が離せないのなんの。
ギターを弾く曲もあり、ギターを持ってもやっぱり手元が落ち着かない。
「BLANK IN BLACK」では全身をくねらせてレゲエダンサーのような動きをしていた。
転じて地味な見た目の楽器隊は、ボーカルのアクの強さに負けることのない軟体なサウンド
タメのきいたリズムと入り込んでくるギターが、胃がぐるぐるしてしまうぐらいかっこいい…
２曲目ぐらいでドラムが何かトラブって音が出なくなり、
曲が終わったところで「ペダルが壊れた！」と。お客さん笑う。
主税「笑いごとじゃないよ…」ドラム「自転車がパンクしたようなもん！」
あまりライブを見ている時に自己を認識することなんてないんだけど、
6eyesを見ていたら鼓膜や脳を突き抜けて神経に直接音を鳴らされているような感覚に陥った。
これは気持ち悪…気持ち良いです。気持ち悪良い。
「次はチョモランマトマト〜」と言い残してハケていった。
チョモはO-WEST以来
お客さんも最初からおかしかったんだけどそれ以上に小倉さんが弾けてて、
through your realityで山中さんの方まで飛んできてネックで山中さん差して
そのあと側転してポジションに戻った時にアンプにぶつかったら機材がごとん！と落ちて、
ギターの音がなくなった。それを見たナルトが笑いながら自分のギターを持ち出して弾こうとするけどダメで、
スタッフさんが慌てて立て直して、曲終わりでナルトが「オグやっちゃったねー」って
小倉さん「陥没した！」アンプのヘッドがへこんでしまったらしい。お客さん笑う。
ナルト「笑いごとじゃないよ…」ダイク「自転車がパンクしたようなもん！」
大爆笑を掻っ攫うダイク。
久々に聞いたvoteはじわじわと攻め立てられているような性急なドン詰まり感がたまらない、
山中さん前にいたらスピーカーの振動で自分の体が揺れているのが分かってぞくぞくした
深夜徘徊ではナルトがハーモニカを吹く。
この曲で一旦正気に戻る。
ネタのない〜で、山中さんが笑いながらフロアの有様を眺めてた。
ボーカルは何度も客の上をクラウドして行っちゃうし、挙句後方の物販台に上ってるし、
ギターは転がってるし、最前列の女の子は独楽のようにくるくる回ってるし、
どう見ても様子がおかしかった。爆笑した。
新曲はバンドの音もだけどナルトのボーカルが
359°でナルトがギター持ち出したあたりで耳が完全に死んで、
そこから先はステージ上もフロアも輪入道（妖怪）みたいな動きをしていたような記憶しかない
ライブ中に足元がふらつくなんて経験を久々にした。
怒涛のごとくやりつくして、「ありがとー」と邪気のない表情で言ってステージを去る。
1.蒸発のイメージ
2.商店街
3.through your reality
4.静寂と壁と闇
5.FIVE SENCES-FIVE MINUITES
6.vote creative sounds
7.capacity
8.深夜徘徊
9.ネタのないパブリック
10.新曲
11.359°は捨てる
EN-1.surface noise
この日フロントエリアにいた中で間違いなく最高齢である自信がありますが
というかむしろステージ上を含めても最高齢ですが、
音が鳴ったら自然に体と頭が分離してそれぞれがめちゃくちゃに暴れだしてしまうのだから
こればかりは理性で押さえつけられるものではない
しかし首と腰と足がイテェ。首が回らない。寄る年波には勝てそうにもありません。
駅から家まで歩いてる途中で挫けそうになった。
暴れまくったライブ帰りに30分近く歩くのは酷だった。
チョモのライブすごいなー。いいなー。
