火曜日嫌い

やまもとのブログです。

M-1グランプリ2008 決勝戦@テレビ朝日

六本木に着いたはいいが地図が読めずに諦めかける、が妹の奮起により時間ギリギリで集合場所に辿りつく。不甲斐ない姉でごめんなさい。
100名ほどの観覧者。大道具通路を通りスタジオへ。入るとすぐにあのセットの中!それだけで背中がぞくぞくした。
整理番号がやたら良かったので、ど真ん中の一番前に座らされた。席はスタッフさんが指定する。


ADさんによる説明のあと、前々説はキャラメルマシーン。普通にネタをやってくれた。
鈴木さんの佇まいが完全にマジシャンのそれ。
あのスケッチブックからボーリングの玉が落ちてくるマジックはどうなってるんだろうなー。
その後拍手や歓声の練習といったザ・前説をブロードキャスト。さすがに手馴れている。
モニターで流れる決勝進出者の映像を見る2人の表情が印象的だった。


後方の雛壇に大林素子や矢口真里が座る。塩谷瞬がイケメン。中澤は濃い。
開始直前に今田耕治と上戸彩が登場して司会席へ。上戸彩かわいいぃぃぃ


放送が始まるまで予選の模様がモニターで流れてて、「阿佐ヶ谷姉妹」と「不可能姉妹」が続けて流れて
モニターで見ていた今田が「何やこれ!」と爆笑していた。それでVTR明けのあのコメントに。
今田が上戸彩はもちろんお客さんやスタッフにまで気を配っていて惚れる。
番組開始。上戸彩が意外と良い。「毎年と言われるとう〜んなんですけど…」「上戸彩ちゃんって正直なんですね!」とか素敵。


■First Round
ダイアン(吉本 大阪) 面白かった。トップバッターでなければもっと上位に行っていたと思う。
笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪) 「チャカしてみました」という哲夫の言葉通り、スクラップ&ビルドを繰り返した結果なのだろう。


ここで敗者復活戦勝者の発表。頭の中にはオードリーの名前しかなかった。
今田の口から告げられた「オードリー!」の声。スタジオが沸く。モニターの向こうの大井の熱気が羨ましい。
東京無線で送り出される。今年はひぐち君のエスコートはなかったかw


モンスターエンジン(吉本 大阪) 西森さんが誰かに似てるとずっと思ってたけどこの日分かった。
キングブラザーズのマーヤだ。西森さんずっと目が据わってる。ネタ中に演技が入ると途端に生き生きとする。何だこの人。
ナイツ(マセキ芸能社) 宮崎駿。後半に下ネタを絡めてくる。なんで何度見ても同じところで笑っちゃうんだろうな。
U字工事(アミーパーク) 卓郎が訛っただけで笑いが起きる。北関東魂を見せつけてくれた。いいところ全部出せたんじゃないだろうか。
ザ・パンチ(吉本 東京) あらら。元々この人たちのことが良く分からないのが、これで更に分からなくなった。
NON STYLE(吉本 東京) オーソドックスで勢いのある漫才。ところどころ置いてけぼりにされるが確実に面白い。
1位通過。後ろに座っていた女の子が泣きじゃくっていた。


大井のオードリーコールが聞こえる。あの場所の一体感は凄まじい。
キングコング(吉本 東京) ネタ中に、ステージと客席の歯車がどんどんズレていくのが分かった。
得点が発表された後の2人は見ていて痛々しくなった。でもこれが今日のネタへの評価なんだな。
オードリー(ケイダッシュステージ) 爆発した。春日が噛んで笑いが起き、それが若林のフォローで増幅。そのままラストまで笑いが誘爆していた。
最高得点。怒号のような歓声。若林のびっくり顔。おめでとうおめでとう。
また紳介がいらないことを言う。


オードリーは立ち位置や段取りがほとんど分かっていないようで、終始ウロウロ、キョロキョロしてた。
■Final Round
ナイツ(マセキ芸能社) SMAP。やり尽くされた感のあるネタ。その上を行って欲しいと思ったけど…
NON STYLE(吉本 東京) 危なげないネタで笑いの数も多い。
オードリー(ケイダッシュステージ) 冒険してきたなあ。「春日がちょっと移動した」ところが超笑った。


ステージ上に並ぶ3組。ADに檄を飛ばすディレクターを今田が「ピリピリしな〜い!」と諭す。惚れる…!
前に座ったスタッフがインカムで「分かってるなら教えて」などと話しているので、やり取りがなるべく聞こえないようにする。
今田がその人に「同点の時はどうすんのやったっけ?」D「同点はないです」今「そっか、もう分かってんねや〜!」
3組ともソワソワしてて見ていられない。もうここまで来ると全組応援したい気持ちになる。
春日の「自信がなかったらここに立っていませんよ」に鳥肌立った。春日のくせになんてかっこいいんだ。


CM明け、結果発表。
最初に2票オードリーに入った時は、まさか奇跡が2度起きるのかと思ったがそれはなかったか。
ナイツに1票も入らないなんて。
銀テープが飛んだ瞬間から泣き出した石田。


紳介が「好みですわ」って言う意味が分からない。『審査』って何?
「僕は評価しなかったんですけど」とか「下手な人間が2人しかいなかった」とか、何を意図して言ってるんだろう。
「今年は有名じゃない人がたくさん出てきて、もしかするとレベルが下がってそろそろM-1も終わらせなきゃいけない」って言うのも、
単純に自分が進行形の現場を理解してないだけだと思うし。
そこを行くとオール巨人の「2、3年前から決勝に出て来られる力のある奴らだった」って言葉とか、
渡辺正行の「ナイツやオードリーにも頑張って欲しかったけど…」という言葉が頼もしかった。どっちもラママ常連だものね。


優勝した瞬間からボロボロ泣いてた石田とは対象的にずっと虚勢を張ってた井上は、
中継が途切れた瞬間に小切手のパネルの後ろに崩れるようにして号泣してた。その光景は涙が出た。
お客さんに対して何度もお辞儀をして、お客さんからも自然に「おめでとう!」の声が上がっていた。
芸人たちが方々に挨拶をしてハケていく中、今田がパンチ浜崎の肩を抱いて労っていた。惚れる…!


特に肩入れしてる芸人がいない分、フラットに見られて良かった。
今年のM-1で最も株を上げたのはオードリーだろう。
今田に惚れた決勝観覧でした。