火曜日嫌い

やまもとのブログです。

フラワーカンパニーズ"20周年だヨ!全員集合"@日比谷野外音楽堂

小雨がパラつく日比谷野音
私はフラカンについてほとんど知らなくて、「よくパチパチに載ってる売れそこないのバンド」ぐらいの
印象しかなかったので、2004年の最初のDRFで「深夜高速」を聞かなければ、
多分彼らについて興味を持つのがもっと遅れていたと思う
その日の物販で「深夜高速」のシングルを買って、フェスに出てれば必ず見るようになって、
おっさんの歌で涙なんて流しちゃって、ワンマンまで行くようになりました


1.馬鹿の最高
2.あの日見た遠い空
3.永遠の田舎者
4.イッツ・オンリー・ロッキュンロール
5.脳内百景
6.ライトを消して走れ
7.終身刑
8.冬のにおい
9.はぐれ者讃歌
10.この胸の中だけ
11.夢の列車
12.孤高の英雄
13.深夜高速
14.東京タワー
15.白目充血絶叫楽団
16.NUDE CORE R&R
17.ロックンロール・スターダスト
18.俺たちハタチ族
19.YES FUTURE


中盤の「夢の列車」では竹安以外のメンバーが一旦下がり、10分超に及ぶ恍惚のギターソロ
後々けいすけに「長かったね!」と言われて
「だって気持ち良いんだもん!」とのたまうギタリスト
竹安のシャツはJネック


その後に「孤高の英雄」「深夜高速」「東京タワー」を立て続けに。
RO69でも書かれていたけど、フラカンの歌はさみしい。けどだからこそがつんと心に届く。
20年、デコボコな道を歩んできて、きっとこれからも曲がりくねった道を4人で進んでいくんだろうなと思うと、
「東京タワー」の「HEY HEY HO 奥歯 かんで かんでGO HEY HEY HO ぐっと ふんばって ふんばってGO」という繰り返しがビシビシ痛い。


「歳はとるぜ 汚れてくぜ いつか死ぬぜ 神様はいないぜ」


おっさん達は20年間という長い時間を歩んできて、この日が11年振りの野音
「11年前の野音に来た人!」と手を挙げさせると、一割、二割ぐらいの手が挙がる
11年の間、一緒に歩んできたファンがいる
なんだかとても羨ましくなった
今こうして2500人のお客さんに愛されているフラカンがとても愛しかった


アンコール1


20.夜明け
21.恋をしましょう
22.真冬の盆踊り


ヨッサホイが始まると総勢30人くらいの男達がわらわらとステージに!
YO-KING、ユウヒ、キュウ、ウエノくん、ダイノジハチミツ二郎、他にもたくさん!
みんな仲間!って感じがして良かった!
会場前で見掛けたあまりにもたくさんのバンドマンが、楽しそうにステージに上がってた


2回目のアンコール、最後の曲
「今日ここに来てくれたみんな、来れなかったみんな、それから、天国に行っちゃった人に、
届くといいなと思って、歌います」


アンコール2
23.さよならベイビー


すごい良いライブだったなぁ
色々考えちゃった。バンドを続けていくってどういうことなのかな
20年もやってると急に音楽性変わったりシーンに惑わされたりしないからいいよね…とか
ひねくれた事を考えもした


いかりや長介は満場一致でグレート
グレート「20周年だよ!」客「全員集合!」
厚意で作ってくれたという20周年ハッピをためらいもなく客席に投げる竹安
小西のMC「ありがとう…ありがとう、それだけです、ありがとう」


70近いけいすけの母親から「もうすぐ野音ですね、
お母さんはあなたの張り切りが心配です」とのメール
張り切りを心配される40過ぎの息子
グレート「お前は正直者だし、張り切り者だ」
「きっとお客さんもお前のお母さんと同じ気持ちなんだよ」
けいすけ「おっ、母性本能くすぐってる?」


「全てのブームに乗れなかった俺達フラワーカンパニーズ!」
渋谷系には無視され、青春パンクにはオヤジ狩りに遭い、でもずっと俺達やってきた!」